こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は新刊情報をお届けします!
ついに来ましたね。原寮さんのポケミス版『そして夜は甦る』が4月4日に発売しますよー!
ついに!!原寮さんのポケミス版『そして夜は甦る』が4月4日に発売しますよー!
先日、14年ぶりに新作を発表した原寮さん。原寮さんのデビュー作、『そして夜は甦る』がポケミス版で登場します!
いきなりですが、『そして夜は甦る』のあらすじを紹介します。(Amazonより引用)
私立探偵の沢崎はひょんなことから行方不明となったルポライターの調査に乗り出すことに。やがて事件は東京都知事狙撃事件の全貌へと繋がっていく。
伝説のデビュー作が遂にポケミスで登場。書下ろし「著者あとがき」を付記し、装画を山野辺進が手がける特別版
ハヤカワミステリマガジンの原寮さん特集に遭遇してから、このブログでも少し追いかけてきました。最近作の新刊情報と、沢崎シリーズの順番紹介をしています。
4作目の日本人作品
そもそもポケミスって、海外ミステリのレーベルなんです。なので、通常は日本人作品がポケミスから出版されることはありません。
でも、今回のように過去全く出版されてないわけではないです。以前ブログの中でも紹介したように、日本人作品でポケミスとして出版されたものは過去に3作品存在しています。
しかもそれが、そうそうたるメンバー。浜尾四郎『殺人鬼』(195) 、小栗虫太郎、『黒死館殺人事件』(240)、夢野久作『ドグラ・マグラ』(276)の3作品!
作品番号を見ても分かるように、どの作品も初期のポケミスです。
そして記念すべき4人目が原寮さん『そして夜は甦る』(1930)です。ここにきて、ポケミスと日本人作品のコラボが見られるなんて凄すぎる!!
装丁も最近のおしゃれなテイストとは違って、完全に昔のポケミスな雰囲気です。でも作品番号が1930というのが少し面白い笑。新しくするよりも、このテイストの方が原寮さんにあっているということなのでしょう。
というわけで、原寮さんのデビュー作『そして夜が甦る』がポケミス版で発売しますよ!
ポケミスコレクターとしては、めちゃくちゃ欲しい1冊ですが、古本で出てくるまでは我慢しようと思います。いいんです、古本も好きですので!
ぼくのように、原寮さん作品をまだ読んだことがない方は、ぜひポケミス版で読んでみて下さいね!それではー!