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暗殺者シリーズ第5作!マーク・グリーニー『暗殺者の反撃』を読み終えましたよー!

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こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は人気海外ミステリシリーズのレビューです!ついにマーク・グリーニー『暗殺者の反撃』を読み終えましたよー!

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暗殺者シリーズ第5作!マーク・グリーニー『暗殺者の反撃』を読み終えましたよー!

ようやくマーク・グリーニー『暗殺者の反撃』を読み終えました。今回はシリーズ初めての上下巻だったとはいえ、時間をかけすぎてしまいました…。

 

最初に書いておきますが、時間がかかってしまったのは、決して面白くなかったからというわけではありません!!まずはいつも通りあらすじから紹介していきます。

“グレイマン(人目につかない男)"と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、かつてCIA特殊活動部で極秘任務を遂行していたが、突然解雇され、命を狙われ始めた。

 

それ以来、彼は刺客の群れと死闘を繰り広げてきたが、ついに今、反撃に転じる。CIA が抹殺を図る理由を突き止めるべく、故国アメリカに戻ってきたのだ。

 

が、それを知ったCIA 国家秘密本部本部長カーマイケルは、辣腕の女性局員を配下に入れて、グレイマン狩りを開始する!

第1作目の『暗殺者グレイマン』から暗殺者シリーズは順番に制覇してきています。最初にも書いたように、今回5作目の『暗殺者の反撃』には苦戦してしまいました。

 

全てはタイミングの悪さでした。図書館から借りたのにすぐに読まず、貸出期限が迫ってきてから読み始める。でも、そんな短期間では読み終えることが出来ず、いったん返却する。

 

これを2回もやってしまいました(;´Д`)!!

 

人気作品なので途中他の人に借りられていたり、他の本も大量に借りているのでそちらを読んだりしているうちに月日は流れ…。せっかく借りれたとしても最初の方の内容は忘れてしまっているので、再度最初から読み…。

 

結局、読み終えるまで上巻を2度再読、下巻は1回再読してました笑。好きなシリーズなんだし、図書館から借りた本は間を置かずに一気に読めばよかったと後悔したのでした…。

印象的だったシーン

前置きはここまでにして内容について書こうと思います笑。今回の舞台はついにアメリカです!主人公のグレイマンにとっては、超超危険地帯!!どうしてグレイマンこと、コート・ジェントリーは敵の本拠地であるワシントンD・Cに来てしまったのか…。

 

それは、決着をつけるためです。

 

毎作品おなじみすぎて忘れてしまいそうになっていましたが、『主人公はどうしてアメリカから命を狙われることになってしまったのか??』については謎のままでした。このシリーズは、次々と送り込まれる刺客をただグレイマンがやっつけていくお話ではありません笑。

 

自分にはなぜ『目撃しだい射殺』という状況に追い込まれてしまったのか…。その謎を明らかにするため、敵地へと乗り込んでいくのです。

 

そんな中で、ジェントリーの印象的なシーンがありました。CIAで訓練を受けていた頃、教官のセリフを回想するシーン。

『逃げてもいいが、逃げられなくなったら、隠れろ。隠れてもいいが、隠れられなくなったら、戦え。戦いの後はなにもないから、とことん戦え』

 

ジェントリーはもう逃げられなかった。もう隠れることもできない。だから戦うために戻ってきた。脅威を攻撃し、答を得て、終止符を打つ。

自分が窮地に追い込まれた時に、こうして戦うことが出来るのか。簡単には出来ないですよね。本当にかっこよすぎます。

ジェントリーの過去 

本作の大きなテーマとして、ジェントリーの過去があります。詳細は書けませんが、作中で狙われる理由になってしまったとされるのも、ジェントリーが関わった過去の作戦(バック・ブラスト)です。

 

これまで明かされることがなかったジェントリー自身の過去についても書かれています。シリーズファンとしては待ってました!という感じですね。

 

ジェントリーの父親に関するくだりは、本当に良かったです(*´▽`*)。過去作品で出てきた登場人物もぞくぞく出てきて、読みごたえがありました。

 

ジェントリーの人間っぽい一面も書かれています。グレイマンはやっぱりアメリカ人なんだと感じることが出来ます。グレイマンが近所のコンビニで買い物するシーンや、テレビで放送されていた映画を見て過ごすシーンはほっこりしますよ!

 

アクションはいつも通り最高なのですが、それだけではないところがすごかったです。これまで5作品読んできましたが、暗殺者の反撃はシリーズの中でとても重要な作品に位置づけられると思いました。

まとめ

マーク・グリーニー『暗殺者の反撃』を読み終えました。果たして今回グレイマンは、無事決着をつけることが出来るのでしょうか??

 

読み終えた時には、間違いなくこれまでの過去作品を最初から読みたくなっている自分に気が付くと思います!そして次回作『暗殺者の飛躍』とどっちから先に読もうか迷っていることでしょう。

 

というか次回作を読んでしまったら、シリーズ終わってしまうのかなと思いながら調べてみたら、グレイマンシリーズの最新作『AGENT IN PLACE』がすでに発表されているようでした(*´▽`*)!まだ安心してシリーズ作品を読むことができます!

 

戻るか、進むかまだ迷っていますが、最新作を読んだらまたレビューを書こうと思います!今度は一気に読むぞー٩( ''ω'' )وそれではー!

Agent in Place (Gray Man)

Agent in Place (Gray Man)