こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は新刊情報をお届けします!クラシックミステリ好きの方ー、朗報ですよ!
カーター・ディクスン『九人と死で十人だ』が発売してますよ!
いつも通り、東京創元社さんの創元推理文庫から出版です!
毎月クラシックミステリの新訳版が登場していていい感じですね!
そんなわけで、今回は『九人と死で十人だ』の紹介をしていきます!
▼今月の新刊情報はこちら!
カーター・ディクスン『九人と死で十人だ』が発売してますよー!
今日紹介していくのは、カーター・ディクスン『九人と死で十人だ』です!東京創元社からの出版です!
冒頭でもふれましたが、前回はエラリークイーンの小説を紹介しましたが、最近すごい勢いで、クラシックミステリの新訳版を出版されています( ゚Д゚)!!
いつも通り、まずは内容紹介からしていきます٩( ''ω'' )و!
第二次大戦初期、エドワーディック号は英国の某港へ軍需品を輸送すべくニューヨークの埠頭に碇泊していた。
危険きわまりないこの船に、乗客が九人。
航海二日目の晩、妖艶な美女が船室で喉を掻き切られた。
右肩に血染めの指紋、現場は海の上で容疑者は限られる。
全員の指紋を採って調べたところが、なんと該当者なし。
信じがたい展開に頭を抱えた船長は、乗り合わせた陸軍省の大立者に事態収拾を依頼する。
そこへ轟く一発の銃声、続いて大きな水音!
ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ、初文庫化作品。
またしてもクラシックミステリ作品の紹介です!
今回紹介するカーター・ディクスンさん。実はジョン・ディクスン・カーさんと同一人物です!以前、同じく新刊紹介したこの人ですね!
海外ミステリの作家さんの中でも、マイナーもマイナーなカテゴリに分類される作家さんだと思います。
でも、海外のミステリ小説大好きな方々の中では、とっても有名人なんですよ!
いわゆる本格ミステリタイプの作品を量産した方で、書いた作品がほぼ日本語訳されているという超人気ぶり( ゚Д゚)!!
ただし、昔の作家さんですので、作品を読んでいこうと思ったら図書館か古本屋さんで探すしかない…という感じです。
そこを最近、東京創元社さんが新訳版をコツコツと出版し続けてくれているという状況なんです!装丁かっこいい笑。
カーター・ディクスン名義で書いた作品の人気シリーズとして、ヘンリ・メリヴェール卿シリーズがあります。
今回の『九人と死で十人だ』もこのシリーズですね!
このシリーズは以前、1作品だけ読んだことがあります。その作品は『ユダの窓』。
もう、分かりやすく本格ミステリでした。探偵役がいて、密室殺人が起こって、犯人はどんなトリックを使ったの??という、完全にコナン君のような世界です笑。
そう、カーター・ディクスンは本格ミステリの中でも、『密室』を得意とした作家さんなんです。
作中(三つの棺)で『密室講義』なんてものを披露してしまうぐらい、密室にあつい作家さんだったようです。
あらすじを読んでみると、今回の作品も密室感がすごいです!船上の殺人事件ということで、閉鎖された空間という状況設定ですね!
9人の乗客しかいないのに、犯行現場に残された指紋と誰も一致しないのも恐怖( ゚Д゚)!
時代背景も第二次大戦初期とクラシック感あふれるいい雰囲気です。
当時の雰囲気にひたりながら、本格ミステリな世界を旅してみたい方におすすめです!
まとめ
カーター・ディクスン『九人と死で十人だ』の新刊情報をお届けしました!
隠れファンがたくさんいると思われる作家さんです。本屋に並ばない限り、なかなか読めない作家さんなので、新訳は本当に嬉しい!
東京創元社さんには、今後ぜひとも頑張っていただきたいです(>_<)!!
本格ミステリ好きな方はもちろん、クラシックミステリな雰囲気に酔いしれたい方もぜひぜひチェックしてみて下さいね!それではー!
▼カーター・ディクスン/ジョン・ディクスン・カーの新訳版をまとめてみました!ぜひぜひチェックしてみて下さい!