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【書評】館シリーズ第6作!綾辻行人『黒猫館の殺人』を読んでみた!【ネタバレなしレビュー】

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こんにちは、あべし(@honjituno)です。

今日は国内本格ミステリーの巨匠が生み出した人気シリーズの一冊をご紹介!

 

綾辻行人さん『黒猫館の殺人』を読んでみました!

今度の舞台は黒猫館!?手掛かりはすべて手記の中に!?『館シリーズ』第6作だよ!

今回も物語のあらすじやおすすめポイントを紹介しつつ、ネタバレなしでレビュー記事を書こうと思います!

【書評】館シリーズ第6作!綾辻行人『黒猫館の殺人』を読んでみた!【ネタバレなしレビュー】

今回は国内本格ミステリーから名作『館シリーズ』の一冊を紹介!綾辻行人『黒猫館の殺人』を読んでみました!

 

犯人やトリック、事件の真相などネタバレは一切なしでレビューします!

事前に読んでいたらより楽しめる作品紹介

予備知識があるとより楽しめる作品を少しだけ紹介します!

 

今回は以下の作品をどうぞ!

  • 館シリーズ第5作まで!
  • エドガー・アラン・ポー『黒猫』

今回の一押しはポーの『黒猫』です!もちろん読んでなくても楽しめますよ!

『黒猫館の殺人』あらすじ紹介!

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

 

大いなる謎を秘めた館、黒猫館。

 

火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬(あゆたとうま)の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)と江南孝明(かわみなみたかあき)は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。

 

深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!? シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?

館の中でも異色の館…!?

『黒猫館の殺人』は、著者デビュー作『十角館の殺人』から数えて館シリーズ第6作です。

 

冒頭からさらっと紹介していますが、今回の館は『黒猫館』

 

綾辻行人さんの館シリーズでこれまで登場した館は、十角館、水車館、迷路館、人形館、時計館。

 

もう一度繰り返しますが、今回の館は『黒猫館』。

 

なんとなくこれまでの館とイメージ違いますよね…?

 

十角館から順番に読み進めてきましたが、『えっ?今度は黒猫…!?』ってなりました笑。

 

もちろん今回の黒猫館も館シリーズお馴染みの中村青司が設計した建築物ですよ!

確かにネコの日にピッタリ!ネコの日は黒猫館読もう!

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記憶をなくした老人と一冊の手記! 

 

約1年前の『時計館(シリーズ第5作)』での事件をきっかけに部署移動していた江南孝明の元に『鹿谷門実先生の担当編集宛て』の手紙が届く。

 

手紙の差出人は火災で重傷を負い、記憶喪失となった老人・鮎田冬馬。

 

この老人こそ、今回の物語の軸となる手記の持ち主。

 

記憶を失くす前に老人の手によって書かれた手記に、あの『中村青司』の名前が登場していたというのだ。

 

手記には黒猫館で起こったある出来事が記録されていた…!

 

失くした記憶を取り戻すために、江南と鹿谷に協力を依頼する…。

という感じのストーリーです!

今回の『黒猫館の殺人』は一冊の手記が軸となり物語が進んでいきます。

 

シリーズ第2作『水車館の殺人』は過去と現在を行ったり来たりという構成でしたが、本作は手記と現実の世界を行ったり来たりという構成です。

 

中村青司と共に館シリーズですっかりおなじみとなった希譚社の編集者・ 江南と推理作家・鹿谷も登場しますよ!

手記に書かれた内容を元に黒猫館の謎に迫る…!

張り巡らされる膨大な数の伏線!

本作最大の特徴は『膨大な数の伏線』です!

 

今回は手記をベースに話が進むのである程度伏線になるような内容が書かれているんだろうなと思って読み進めていました。

 

ネタバレにならない範囲だと思いますので書いてしまいますが、最終的に明らかにされる伏線の数に衝撃を受けました。

 

言われてみたら『確かに!』ってなるポイントがたくさん!それらに気が付けなかった自分にも衝撃を受けました…笑。

 

ある作品の特徴を紹介するのに『伏線がめっちゃあります!』と書くのも何となく変な感じがしますが、本作は信じられないほど緻密に、そして大胆にストーリーが組み立てられています。

 

Twitter上でもみなさんきれいに(!)騙された様子!そして高評価な感想が目立っていました!

違和感は感じていたはずなのに…。最後はきれいに騙された一人です笑。

黒猫館の殺人 感想・評価!

ここまで黒猫館の紹介をしてきましたので、最後に感想を少しだけ。

 

最後にこんなことを書くのは大変気が引けますが、本作の真相を知り、驚きましたが…

 

衝撃でしたが……

衝撃度は『…そこそこ!』という感じでした!

いや、面白くないというわけでは決して、決してありませんよ!

 

もちろん『えっ!そうだったの!』と驚いた個所もありますし、館シリーズお馴染みのラストの驚きも健在です!

 

ただ個人的に『黒猫館』以前のシリーズ作品に感じたような『今回も騙された!スッキリ!』という感覚が少し弱めでした…。

 

ここまで『十角館』からシリーズ作品を読み進めてきて、館シリーズ慣れしてしまったのか、はたまた前作『時計館』の衝撃が強すぎたのか…。

ちょっと辛口評価(?)となってしまいましたが、初読では肝心なところをつかみきれない『猫』のような作品という評価にしておきましょう!関連作品を読んでいつか再チャレンジしてみます!

まとめ

綾辻行人『黒猫館の殺人』をネタバレなしでレビューしてみました!

 

記憶を失くした老人と一冊の手記をベースに展開される物語。

 

今回の黒猫館は一体どんな館なのか、ぜひ最大限に注意を払いながら読み進めてみて下さい!

さてさて黒猫館の殺人に続くシリーズ第7作は『暗黒館の殺人』です。ついにシリーズ最大ボリュームの超大作へ挑みます!読み終えたらレビュー記事を書きますのでぜひお楽しみに!それではー!

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