こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日は東野圭吾作品の読書レビュー記事!
東野圭吾『むかし僕が死んだ家』を読んでみました!
むかし僕が死んだ家 読了
— まほろ@読書垢 (@maho_2626) 2018年7月22日
幼少期の記憶を失った1人の女性は、
記憶の手がかりを探すため閉ざされた山荘を訪れる。
彼女は誰なのか?かつて山荘で起きた出来事とは?
山荘の謎が徐々に判明していくのがとてもドキドキしました。1つの謎が分かったと思ったら新たな謎が…息をつく間も無かったです。 pic.twitter.com/jpPQVJq37w
次から次へと現れる謎!謎!謎!!!張り巡らされた伏線の数とラストへ向けて怒涛の伏線回収がすごかった…!
今回も物語のあらすじやおすすめポイントを紹介しつつ、ネタバレなしでレビュー記事を書こうと思います!
【書評】東野圭吾『むかし僕が死んだ家』を読んでみた!
今回は初期の東野圭吾作品『むかし僕が死んだ家』を読んでみました!
物語の真相などネタバレなしでレビューします!まずはいつも通り内容紹介をしていきます!
『むかし僕が死んだ家』あらすじ紹介!
「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。
それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。
超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。
今回紹介するのは東野圭吾さん『むかし僕が死んだ家』です。
突然ですが、これまでぼくが読んだ東野圭吾作品は30~40作品ほど。
ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズの過去作品をシリーズ順に読んだり、その間に最新作が発売すると(図書館で借りて笑)そちらも読んだりしてきました。
そんなわけで東野圭吾作品でも初期作品、特にノンシリーズ作品についてはほぼスルー。
それでもやっぱり気になっていたため、最近はあえて東野圭吾初期作品を読むことが多いのですが、一作品を読み終える度にその完成度の高さに驚いています…!
前置きが長くなりましたが、今回の『むかし僕が死んだ家』もそんな作品の一つでした。
人気シリーズの一作というわけではないので、見過ごされがちな作品なのですが、実は初期の中でも人気作だったりします!
むかし僕が死んだ家 東野圭吾
— りょーすけ (@ryskkm) 2016年4月29日
ずっと鳥肌だった。久々におもしろい小説読んだ📖 pic.twitter.com/U9lrpRFb64
めちゃくちゃ考えながら読んだ…( º﹃º` )
— 邑上 笙太朗👁 〜偏執狂短編集ⅣΣ〜 (@kamille1217) 2014年3月28日
東野さんの『むかし僕が死んだ家』。
これは一気に読んじゃう。 pic.twitter.com/KQnD3YeoaA
ありきたりな表現ですが読書中ずっとハラハラドキドキ!文字通り一気読みでした…。
物語の主人公(私)と元恋人・倉橋沙也加は高校の同窓会で再開した。
その一週間後、沙也加が主人公にある相談を持ちかける。
めったに人が訪れることがない山の中にひっそりと佇むある一軒の家。彼女の頼み事はそこへ一緒に行ってほしいというものだった。
彼女は小学校入学以前の記憶がきれいに抜け落ちて全く思い出すことが出来ないという。
沙也加の幼いころの記憶を取り戻すため、その異国調の小さな白い家を訪れることになった二人。
二人を待ち受けていたのは不気味な雰囲気の漂うその家に残された多くの謎と、驚くべき真実だった…。
といった感じのストーリーだよ!
主な登場人物は二人。舞台はほぼ異国調の小さな白い家。
ネタバレなので詳細は語れませんが、張り巡らされた伏線の数がものすごいです。
ある時刻で止まった時計、家に残された男の子の日記、そもそもどうしてこんな場所に家が建っているのか…。
次々と読者へと(厳密には主人公たちへと)提示される謎。
ストーリーを読み進めていきながら、気がついたら主人公たちと同じく『これはどういうことなんだろう』とあれこれ推理しながら読み進めていました。
「むかし僕が死んだ家」東野圭吾
— lamp🔴@ゆるゆる生きてます。 (@lamp_smile) 2018年11月2日
登場人物はたった2人。どんな風に展開していくのだろう?と読む前に思いました。
伏線の回収がすごい!
幼児虐待にも少し触れられており、考えさせられました。
親からの愛と大切なんだな。。
#読了
#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/R6OgQ24ZyP
物語には幼児虐待という『社会派』な要素も含まれているよ!謎は最後まで分かりませんでした笑!
伏線の多さにも驚きましたが、それらが見事回収される様にはさらに驚きました。
もちろんそうして二人がたどり着いた真相にも…。
記憶喪失の元恋人とその家に隠されていた秘密。
なぜ記憶がないのか?その記憶は一体何なのか?家に隠された秘密とは?
その真相へ一歩一歩近づいていく主人公たち。
中盤ぐらいから『謎は謎のまま、そのまま知らない方がいいのでは?』と、真相に近づくのがこわくなる感覚に陥りました。
それは家に漂う不気味な雰囲気や、知ってはいけない真実といった感じで、まるでホラー小説を読んでいる時のような…。
怖さもあるけど真相を知りたいくて最後は駆け抜けるように読み終えました!最新の東野圭吾作品しか読んでいないよという方はをぜひ本作も読んでみて!
まとめ
東野圭吾『むかし僕が死んだ家』をネタバレなしでレビューしてみました!
物語中に張り巡らされた伏線と、ラストに向かって行われる怒涛の伏線回収!まさに息つく暇もない読書となりました!
彼女の記憶喪失の謎。家に隠された秘密。東野圭吾初期作品ですので馴染みのないタイトルかもしれませんが、ぜひ推理しながら読み進めて下さい!
ただ今『いまさら読書』という企画で過去の人気作品を発掘中です!今後もいまさらな名作・人気作をレビューしていきますので次回もレビューをお楽しみに!それではー!