こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日は映画化で話題の東野圭吾作品を紹介!
東野圭吾『パラレルワールド・ラブストーリー』を読んでみました!
パラレルワールド・ラブストーリー/東野圭吾 #読了
— FG (@furikake_gohan_) 2018年7月21日
平行して走る二つの電車
どれだけ近づいても
双方の空間に交流はない
こちらはこちら、むこうはむこう
ある日、主人公は
″むこう″側の女性に一目惚れしたが
彼女は親友の恋人
親友の恋人の、はずだったのに──#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/STUWmO7Ycw
二つの世界で混乱する主人公…。一体どちらが真実なのか!?東野圭吾が贈る切ないSF(!)×ラブストーリー!
今回も物語のあらすじやおすすめポイントを紹介しつつ、ネタバレなしでレビュー記事を書こうと思います!
※こちらの作品はYoutube動画でも解説しています!こちらも合わせてぜひどうぞ!
【東野圭吾】『パラレルワールド・ラブストーリー』ネタバレなしで紹介します!【映画化原作/書評】
【書評】東野圭吾『パラレルワールド・ラブストーリー』を読んでみた!【ネタバレなしレビュー】
今回は実は初期(中期?)の東野圭吾作品『パラレルワールド・ラブストーリー』を読んでみました!
物語の真相などネタバレなしでレビューします!まずはいつも通り内容紹介をしていきます!
『パラレルワールド・ラブストーリー』あらすじ紹介!
親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。
「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。
精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。
1995年発表の東野圭吾初期作品!
今回紹介するのは東野圭吾さん『パラレルワールド・ラブストーリー』です。
東野圭吾さんといえば『ガリレオシリーズ』や『新参者シリーズ』、『マスカレードシリーズ』などのシリーズ作品が有名ですが、実はノンシリーズ作品もたくさん発表されています。
本作もノンシリーズ作品の一つで、『東野圭吾作品が好きで結構読みます!』という方でも、本作を知らなかったという方も多いかもしれません。
実は今から20年前以上も昔の東野圭吾初期作品で、刊行されたのはなんと1995年!
東野圭吾さんは本作について『アイデアが生まれたのは20代。小説にしたのは30代。そして今ではもう書けない。』とコメントしています。
にしても「アイデアが生まれたのは20代。小説にしたのは30代。そして今ではもう書けない」
— K.F. (@sharp_f) 2016年7月6日
こんなコピーずるいわ
今ではもう書けない…!東野圭吾ファンなら確実に手に取ってしまいますね…。
本当の記憶はどっち!?
本作はバリバリのミステリー小説ではなくて、タイトルに書かれている通りラブストーリーです。
#なつどく #20『パラレルワールド・ラブストーリー』
— ガーナ@教育界のぐるなびライター (@choco_01417) 2018年8月14日
恋か友情か。『こゝろ』×SFて感じ。三角関係でハッピーエンドはあり得ないと分かりながらも、このラストは切ない。
人間のダークな部分の描写、フィクションなのに現実味を感じさせる描写がさすが。タイトルに騙されないように⚠️来年映画化。 pic.twitter.com/sfxkf9wa1F
でもただの恋愛小説というわけにはいかないのが東野圭吾作品笑。切ない…。
注目すべきはタイトルのもう一つの要素『パラレルワールド』。
主人公の敦賀崇史はバーチャル・リアリティーの研究をしている研究員。親友の三輪智彦も、恋人の津野麻由子も同じ職場で働いている。
ただ、ある夢を見たことがきっかけで崇史は今の生活に違和感に感じるようになる。
その夢では崇史の恋人であるはずの麻由子が親友の恋人になっていた。
夢とは思えないほど現実味のあるもう一つの世界。
夢と現実。二つの世界を行き来しながら次第にその違和感は大きくなり、崇史は混乱する。
どちらが本当の世界で本当の記憶なのか…。
本作を読み始めた方は、主人公と同じくすぐに混乱すると思います。
物語の序盤ではバーチャル・リアリティーの研究の話などが登場し『正直分かりにくい…』と思いながら読み進めていました。
でも読み終えた今考えてみると、多分その分かりにくさも『主人公と同じく読者も混乱させるため』の著者の計算だったのかなと思います。
また読みながら『記憶』についてとても考えさせられました。間違いなく本作の重要なテーマになっています。
自分では間違いないと思っている確かな記憶も、果たして100%確かだと言い切ることは可能でしょうか。
記憶の正しさは主観でしか判断することはできないとても曖昧なものなのではないのか。
誰かに『あってるよ!』と教えてもらえればいいけど、もし今自分が当然と考えていることと違っていたとしたら…。
自分の世界が足元から揺らぐ感覚!考えてみただけでめちゃくちゃ怖かった…。
映画は5月31日公開!
さてさて。今回本作を手に取ってみたきっかけは映画公開されると知ったからでした!
5月31日に公開ですので、映画の予告編も公開されていて、玉森裕太さん(崇史)、吉岡里帆さん(麻由子)、染谷将太さん(智彦)のトリプル主演作品です!
\✨90秒予告解禁✨/
— 映画『パラレルワールド・ラブストーリー』公式 (@paralove_movie) 2019年4月2日
世界が変わりまくる
驚愕の108分⏰
真実の世界は、どっちだ⁉️#パラレルワールド・ラブストーリー#パララブ #5月31日公開#頭フル回転ミステリー#玉森裕太 pic.twitter.com/r8BvGKZWCn
どんな風に映像化されているのかとても気になる!一度原作読んだという方もぜひチェックしてみて下さいね!
まとめ
東野圭吾『パラレルワールド・ラブストーリー』をネタバレなしでレビューしてみました!
東野圭吾さんが贈る切ないラブストーリー。読み始めたら確実に混乱しますが、その分真相が気になりラストに向かって一気読み必至です!
映画は2019年5月31日公開ですので、一度原作も読んだという方もっぜひチェックしてみて下さいね!それではー!