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【ジョン・ディクスン・カー】『ギデオン・フェル博士シリーズ 』の順番紹介します!【三つの棺】

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こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は密室トリック大御所の人気シリーズを紹介第2弾!

 

ジョン・ディクスン・カーの『ギデオン・フェル博士シリーズ』です!

早川書房や東京創元社から新訳版が刊行されてますよ!

今回は、ジョン・ディクスン・カーの『ギデオン・フェル博士シリーズ』の順番を紹介していこうと思います٩( ''ω'' )و!

ジョン・ディクスン・カー『ギデオン・フェル博士シリーズ 』の順番紹介します!

今回紹介するジョン・ディクスン・カーの『ギデオン・フェル博士シリーズ』

 

ジョン・ディクスン・カーは密室を使ったトリックで有名なミステリ作家。

 

クラシックミステリのオールタイムベストには常連で、著作のほとんどが翻訳されています!

 

冒頭でも紹介している『三つの棺』は、かの有名な『密室講義』という密室トリックを分類したエッセイが書かれている作品。

 

クラシックミステリ好き、とりわけ本格ミステリ好きの間では超定番の作品なのです(*´▽`*)!

 

ジョン・ディクスン・カー作品、そしてペンネームである『カーター・ディクスン』作品は、早川書房&東京創元社から新訳版が少しずつ出版されはじめています!

 

古典といいつつも新訳で読めるのは嬉しいですね!

 

いつも通り、タイトルだけでは順番が分からないシリーズですので、この機会にまとめておきます٩( ''ω'' )و!

ギデオン・フェル博士シリーズ順番紹介!

というわけでシリーズ順番紹介です!あらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!

魔女の隠れ家

チャターハム牢獄の長官をつとめるスタバース家の者は、代々、首の骨を折って死ぬという伝説があった。

 

これを裏づけるかのように、今しも相続をおえた嗣子マルティンが謎の死をとげた。

 

〈魔女の隠れ家〉と呼ばれる絞首台に無気味に漂う苦悩と疑惑と死の影。カー一流の怪奇趣味が横溢する中に、フェル博士の明晰な頭脳がひらめく……!

帽子収集狂事件

“いかれ帽子屋”による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。ポオの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまた、その被害に遭っていた。

 

そんな折、ロンドン塔の逆賊門で彼の甥の死体が発見される。古書収集家の盗まれたシルクハットをかぶせられて…。

 

比類なき舞台設定と驚天動地の大トリックで、全世界のミステリファンをうならせてきた、フェル博士シリーズを代表する傑作。

剣(つるぎ)の八

幽霊屋敷に宿泊中の主教が奇行を繰り返すという訴えがあった。主教は手摺りを滑り下りたり、メイドの髪を引っ掴んだり…さらに彼はとてつもない犯罪がこれから起こると言っているらしい。

 

警察はその言葉を信じていなかったが、主教の言葉を裏付けるように隣家の鍵のかかった部屋で射殺体が発見される。

 

そして死体の側には一枚の不吉なタロットカードが!続出する不可解な謎にギデオン・フェル博士が挑む。

盲目の理髪師

大西洋をイギリスに向かう豪華客船クイーン・ヴィクトリア号のなかでふたつの重大な盗難事件が、さらには奇怪な殺人事件が発生する。

 

なくなったはずのエメラルドがいつの間にか持ち主の手にもどったり、死体が消えたあとに〈盲目の理髪師〉が柄に描かれた、血まみれの剃刀が残っていたり。

 

すれ違いと酔っ払いのどんちゃん騒ぎに織り込まれる、不気味なサスペンスと意表を突くトリック。フェル博士が安楽椅子探偵を務める名長編!

死時計

月光が大ロンドンの街を淡く照らしている。数百年の風雨に黒ずんだ赤煉瓦の時計師の家、その屋根の上にうごめく人影。

 

天窓の下の部屋では、完全殺人の計画が無気味に進行している……。死体のそばに、ピストルを手にした男が立っていたが……。

 

奇想天外の凶器!魚のように冷血な機略縦横の真犯人と対決するのは、おなじみフェル博士。

三つの棺

ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。

 

やがて二人が入った書斎から、銃声が響く。居合わせたフェル博士たちがドアを破ると、絨毯の上には胸を撃たれて瀕死の教授が倒れていた! しかも密室状態の部屋から謎の男の姿は完全に消え失せていたのだ!

 

名高い〈密室講義〉を含み、数ある密室ミステリの中でも最高峰と評される不朽の名作が最新訳で登場!

アラビアンナイトの殺人

ある夏の夜のこと、ロンドンの博物館をパトロール中の警官は怪人物を発見したが、その人物は忽然と消滅してしまった。しかも博物館の中には殺人事件が発生していた。

 

ユーモアと怪奇を一体にしたカーの独特な持ち味が、アラベスク模様のようにけんらんと展開する代表的巨編。フェル博士がみごとな安楽椅子探偵ぶりを発揮する異色作である。

死者はよみがえる

死者はよみがえる (創元推理文庫 118-8)

死者はよみがえる (創元推理文庫 118-8)

 

友人と賭をし、南アフリカからの無銭旅行に出た新進作家のケントは、何とかロンドンには着いたものの、一文なしになっていた。

 

約束の日が明日にせまっているというのに、彼は空腹を我慢できず、やむなくホテルに飛び込み、客にみせかけて無銭飲食をきめこんだが……。ホテルを舞台にした殺人事件で、フェル博士の究明した意外な真相は?

曲がった蝶番

1年前、25年ぶりにアメリカから帰国し、爵位と地所を継いだジョン・ファーンリー卿は偽者であり、自分こそが正当な相続人であると主張する男が現れた。

 

渡米の際にタイタニック号の船上で入れ替わったのだと言う。あの沈没の夜に―。やがて、決定的な証拠によって事が決しようとした矢先に、不可解極まりない事件が発生した!

緑のカプセルの謎

小さな町の菓子店で、何者かが商品に毒入りチョコレート・ボンボンを混入させ、死者が出るという惨事が発生した。

 

さらにその町の実業家が、自ら提案した心理学的テストの寸劇中に殺害されてしまう。透明人間のような風体の人物に、青酸入りの緑のカプセルを飲ませられて。

 

不気味きわまりない犯行、甚だしく食い違う目撃者の証言。読む者を驚倒させる、精緻にして大胆な結末とは?

テニスコートの殺人

雨上がりのテニスコート、中央付近で仰向けに倒れた絞殺死体。足跡は被害者のものと、殺された男の婚約者ブレンダが死体まで往復したものだけ。だが彼女は断じて殺していないという。

 

では殺人者は、走り幅跳びの世界記録並みに跳躍したのだろうか?“奇跡の”殺人に挑むのは、名探偵フェル博士。驚天動地のトリックが炸裂する巨匠の逸品!

震えない男

連続殺人事件

妖気ただようスコットランドの古城に起きた謎の変死! 妖怪伝説か、保険金目当ての自殺か、それとも殺人か? 密室の謎に興味をそそられて乗りこんだフェル博士の目前で、またもや発生する密室の死。

 

怪奇と笑いのどたばた騒ぎのうちにフェル博士の解いた謎は、意外なトリックと意外な動機、さらに事件そのものも意外なものであった!

猫と鼠の殺人

猫が鼠をなぶるように、冷酷に人を裁くことで知られた高等法院の判事の別荘で判事の娘の婚約者が殺された。現場にいたのは判事ただ一人。法の鬼ともいうべき判事自身にふりかかった殺人容疑。

 

判事は黒なのか白なのか? そこへ登場したのが犯罪捜査の天才といわれる友人のフェル博士。意外な真犯人と、驚くべき真相を描くカーの会心作。

死が二人をわかつまで

雷鳴とともに、劇作家ディックは幸せの絶頂から不幸のどん底へと叩き落とされた。

 

婚約したての美女レスリーと訪れたバザーの会場で、婚約者の正体を教えようといった占い師が銃弾に倒れたのだ。撃ったのはレスリー。ディックは彼女が三人の男を殺した毒殺魔だと知らされる。

 

婚約者への愛と疑惑に揺れるなか、密室での不可解な毒殺事件が新たに発生。名探偵フェル博士が真相究明に乗り出すが…。カー中期の代表的傑作。

囁く影

囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8)

囁く影 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-8)

 

眠れるスフィンクス

眠れるスフィンクス

眠れるスフィンクス

 

長い連隊勤務から帰ってきたホールデンは、以前親しくしていた娘シーリアの姉が死亡したという話を聞いた。姉の突然の死で、シーリアも精神障害を起こしているらしい。

 

だが、実際に彼女に会ってみたホールデンは驚いた。姉は脳出血で死んだのではなく、夫からひどい虐待をうけつづけた末に、毒をあおって自殺したと、シーリアが言い張ったのだ。

 

それは病んだ心が生んだ誤った事実なのか、それとも冷厳な事実だったのか……愛と憎しみの交錯する人間模様と納骨所に起った奇怪な現象。名探偵フェル博士が解き明した意外な真相とは?

疑惑の影

弁護士バトラーはテイラー夫人殺害の容疑で捕われた娘ジョイスの弁護を引き受けた。

 

不利な状況から無罪判決を勝ち取るが、今度は夫人の甥が毒殺された。フェル博士とバトラーが突き止めた真相とは? バトラー初登場。

死者のノック

死者のノック (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-11)

死者のノック (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-11)

 

雷鳴の中でも

悪魔のひじの家

密室に出没する幽霊の謎に秘められたトリックとは? 探偵・フェル博士とロンドン警視庁のエリオット副警視長の名推理が冴える、巨匠カー晩年の長編探偵小説。

仮面劇場の殺人

かつて、舞台で主演俳優が急死するなど不幸の続いた仮面劇場。そこでいま、再度結成された劇団が初公演を控えていた。演目は因縁のある『ロミオとジュリエット』。

 

公演前夜、皆の得体の知れぬ不安は現実のものとなった。何者かの放った石弓の矢が、ボックス席にいた往年の名女優の体を貫いたのだ。

 

この大胆不敵な犯行は、いかにして可能となったのか?フェル博士の推理が冴える。

月明かりの闇

現場に到着したフェル博士の目の前で、死体は広々とした浜辺の真ん中に横たわっていた。背後から鈍器で殴られたらしく、頭の右側がつぶされている。

 

濡れた砂には被害者自身の足跡が残るのみ…犯人は宙に浮いた状態で凶器を振るったとでもいうのか?

 

南部の邸宅で起きた謎めいた殺人事件。当主一族に伝説として残る百年前の惨劇が現代に再現された!名探偵フェル博士の慧眼が、最後の最後に見抜いた意外な真相とは。

以上、23作品です!

まとめ

ジョン・ディクスン・カーの『ギデオン・フェル博士シリーズ』の順番紹介でした!

 

密室トリックの本格ミステリ好きの方におすすめのシリーズ!早川書房さんと東京創元社さんには、今後も新訳版の出版を続けていってほしいです(>_<)!

 

また、ジョン・ディクスン・カーはカーター・ディクスンというペンネームで『ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ』も執筆しています。

 

そちらも新訳版で出版されていますので、気になる方は合わせてチェックしておきましょう٩( ''ω'' )وそれではー!

www.abelog-plus.com