こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は密室トリックの大御所の人気シリーズを紹介!
カーター・ディクスンの『ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ』です!
[7月29日発売]『ユダの窓』カーター・ディクスン/高沢治訳(創元推理文庫/海外ミステリ)法廷ものとしてまた謎解きとして間然するところのない絶品ミステリ。 http://t.co/69PK7DFDDK
— 東京創元社 (@tokyosogensha) 2015年7月22日
創元推理文庫で新訳版がぞくぞく刊行!
今回は、カーター・ディクスンの『ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ』の順番を紹介していこうと思います٩( ''ω'' )و!
カーター・ディクスン『ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ』の順番紹介します!
今回紹介するカーター・ディクスンの『ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ』!
カーター・ディクスンというのは実はペンネームで、その正体はあの『ジョン・ディクスン・カー』なのです!
クラシックミステリといったら、シャーロックホームズやアガサ・クリスティーが有名ですが、カーも超がつく定番、かつ人気作家。密室といえばカーというほど、密室トリックを使った作風で有名です。
今ではあまり注目されていない気がしますが、冒頭でも紹介している『ユダの窓』は有名です。ネタバレ前にぜひ読まれることをおすすめします笑。
昔の作品ですので作品のシリーズの大半は図書館や古本屋さんで見つけることでしか読むことができなくなってしまいました。
なのですが!最近になり東京創元社から新訳版が出版され始めています(*´▽`*)!
嬉しいですね!いつも通り、タイトルだけでは順番が分からないシリーズですので、この機会にまとめておきます!
ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ順番紹介!
というわけでシリーズ順番紹介です!あらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!
黒死荘の殺人
かつて猛威を振るった黒死病に因む名を持つ屋敷の石室で起こった惨劇。厳重に戸締りされ周囲に足跡すらない不可能状況に挑むのは……。傑作との誉れ高い、H・M卿初登場作品。
白い僧院の殺人
ロンドン近郊の由緒ある建物〈白い僧院〉――その別館でハリウッドの人気女優が殺された。
建物の周囲三十メートルに及ぶ地面は折から降った雪で白く覆われ、足跡は死体の発見者のものだけ。犯人はいかにしてこの建物から脱け出したのか?
赤後家の殺人
その部屋で眠れば必ず毒死するという、血を吸う後家ギロチンの間で、またもや新しい犠牲者が出た。
フランス革命当時の首斬人一家の財宝をねらうくわだてに、ヘンリ・メリヴェル卿独特の推理が縦横にはたらく。カーター・ディクスンの本領が十二分に発揮される本格編である。
一角獣の殺人
パリで休暇を楽しむケン・ブレイクは、美女イヴリンとの再会により、“一角獣”をめぐる極秘任務に巻き込まれた。そして嵐の中たどり着いた『島の城』では、目撃者のいる前で怪死事件が発生。
死体の額には鋭い角のような物で突かれた痕が残っていた。フランスの古城を舞台に、希代の怪盗、パリ警視庁の覆面探偵、ヘンリー・メリヴェール卿が三つどもえの知恵比べを展開する。
パンチとジュディ
結婚式前日、かつての職場、英国情報部の上司であるH・M卿に呼び出されたケンは、元ドイツ・スパイの老人の屋敷に潜入を命じられた。
その老人が国際指名手配中の怪人物Lの正体を明かすと情報部に接触してきたので、真贋を確かめろというのだ。だが、屋敷でケンが目にしたのは老人の死体。
事態の急変にめげず、ケンは任務を遂行し、式を挙げることができるのか?奇想天外な大犯罪を暴くH・M卿の名推理が新訳で登場。
孔雀の羽根
二年前と同じ予告状を受け、警察はその空家を厳重に監視していた。銃声を聞いて踏み込んだ刑事が見たものは、若い男の死体、孔雀模様のテーブル掛けと十客のティーカップ。
なにもかもが二年前の事件とよく似ていた。そのうえ、現場に出入りした者は被害者以外にはいないのだ。この怪事件をH・Mは三十二の手掛りを指摘して推理する!
ユダの窓
一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。
話の途中で気を失ったアンズウェルが目を覚ましたとき、密室内にいたのは胸に矢を突き立てられて事切れたヒュームと自分だけだった??。
殺人の被疑者となったアンズウェルは中央刑事裁判所で裁かれることとなり、ヘンリ・メリヴェール卿が弁護に当たる。
被告人の立場は圧倒的に不利、十数年ぶりの法廷に立つH・M卿に勝算はあるのか。法廷ものとして謎解きとして、間然するところのない本格ミステリの絶品。
五つの箱の死
五つの箱の死 (Hayakawa pocket mystery books (320))
- 作者: カーター・ディクスン,西田政治
- 出版社/メーカー: 早川書房
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読者よ欺かるるなかれ
- 作者: カーターディクスン,Carter Dickson,宇野利泰
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2002/04
- メディア: 文庫
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女性作家マイナが催した、読心術師ペニイクを囲んでの夕食会。招待客の心を次々と当てたペニイクは、さらにマイナの夫の死を予言する。
はたして予言の時刻、衆人環視の中で、夫は原因不明の死を遂げた!ペニイクは念力で殺したというが、逮捕しようにも証拠がない。
遅れて到着したヘンリー・メリヴェール卿に、ペニイクは新たな殺人予告をするが…不可能と怪奇趣味を極めた著者のトリックに、読者よ欺かるるなかれ。
かくして殺人へ
処女作がいきなり大当たりしたモニカ・スタントンは、生まれ育った村を出てロンドン近郊の映画スタジオへやってきた。仕事場をあてがわれ脚本執筆に張り切るものの、何度も危ない目に遭うモニカ。
硫酸を浴びかけたり銃撃されたり、予告状も舞い込みいよいよ生命の危機である。義憤に駆られた探偵小説作家カートライトは証拠をひっさげてヘンリ・メリヴェール卿に会い、犯人を摘発してくれと談判するが……。灯火管制下の英国を舞台に描かれた、H・M卿活躍譚。
九人と死で十人だ
元新聞記者マックス・マシューズは、兄が船長を務めるエドワーディック号に乗り込んだ。戦時下の英国へ軍需品を運ぶ危険な航海である。二日目の晩、マックスは同船した女性の遺体を発見。
外部からの侵入はありえない海の上、殺害現場に指紋が残されており、犯人は網にかかったも同然と思われたが、奇妙なことに船内に該当者はいない…。H・M卿は不可能状況をいかに解くか。
殺人者と恐喝者
余の出生は一八七一年二月六日、サセックス州―ヘンリ・メリヴェール卿の口述が始まった。心打たれる瞬間である。しかしその折も折、変事が突発した近傍のフェイン邸へ出馬を要請する電話が入った。
家の主人が刺されて亡くなり、手を下した人間は判っているが状況は不可能を極めているという斗柄もない事件である。秘書を従え捜査の合間も口述を進めるH・Mの推理は如何に。
仮面荘の怪事件
ロンドン郊外の広壮な邸宅、〈仮面荘〉。ある夜、不審な物音に屋敷の者たちが駆けつけると、名画の前に覆面をした男が瀕死の状態で倒れていた。
その正体はなんと、屋敷の現当主スタナップ氏その人だったのだ! なぜ自分の屋敷に泥棒に入る必要があったのか? そして、彼を刺したのはいったい誰か? 謎が謎を呼ぶ、カー中期の本格推理。
貴婦人として死す
数学の教授だったアレックは六十、年の離れた妻リタと村はずれで平穏に暮らしていたが、バリーという若造の出現で状況は一変する。
ある晩リタとバリーは突如姿を消し、海へ真っ逆さまの断崖まで足跡がついていた。二日後遺体は発見されたが、腑に落ちない点が多すぎる。
二人の死は心中か殺人か、村に住む老医師が綴った手記から浮かび上がる真相とは? 張りめぐらした伏線を見事回収、目配りの利いたヘンリ・メリヴェール卿活躍譚。
爬虫類館の殺人
第二次大戦下のロンドン、熱帯産の爬虫類、大蛇、毒蛇、蜘蛛などを集めた爬虫類館に、不可思議な密室殺人が発生する。
厚いゴム引きの紙で目張りした大部屋の中に死体があり、そのかたわらにはボルネオ産の大蛇が運命をともにしていた。そして殺人手段にはキング・コブラが一役買っている。
幾重にも蛇のからんだ密室と、H・Mのくみ合せ。
青銅ランプの呪
女流探険家がエジプトの遺跡から発掘した青銅ランプ。持ち主が消失するという言い伝えどおりに、イギリスへ帰国したばかりの考古学者の娘が忽然と姿を消す。さらに!?
本書は、カーがエラリー・クイーンと一晩語り明かしたあげく、推理小説の発端は人間消失の謎にまさるものなしとの結論から書かれた作品で、中期で最も光彩を放つ大作!
青ひげの花嫁
時計の中の骸骨
墓場貸します
魔女が笑う夜
赤い鎧戸のかげで
騎士の盃
以上、22作品です!
まとめ
カーター・ディクスンの『ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ』の順番を紹介しました!
密室トリックを使った本格推理小説好きの方はぜひチェックしてみて下さい!
東京創元社さんには、今後も引き続き新訳版の出版を続けてほしいです(>_<)!新訳版として出版されたシリーズ作品を読みつつ、次回作を待つこととしましょう!٩( ''ω'' )وそれではー!