『とんでもない本が誕生するらしい…!』という噂を聞きました。どうやら京極夏彦さんの作品ということですが一体どんな本なんだろう…。と噂の本の情報をお探しの方。こんにちは、あべし(@honjituno)です。
京極夏彦さんデビュー作『姑獲鳥の夏』が超豪華金箔本で登場です!
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
— 講談社タイガ (@kodansha_taiga) 2019年4月20日
「おれは 『姑獲鳥の夏』の特装版を作ろうと
思ったら いつのまにか定価が10万円になっていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をしてしまったのか わからなかった…#京極夏彦 #本革金箔装 #職人技 #アート pic.twitter.com/ak4VKMsCtj
いつの間にか…定価が10万円!?『姑獲鳥の夏』超豪華特装本が爆誕したよ!
今回は京極夏彦さん作家デビュー25周年を記念して作られた超豪華金箔本について紹介記事を書いていきます!
【本体価格10万円!】京極夏彦『姑獲鳥の夏』超豪華金箔本で登場!【作家デビュー25周年記念】
作家デビュー25周年記念!
冒頭のツイートの通りです。講談社からとんでもない一冊が誕生してしまいました…。
最も完結に説明されているのは以下のツイートですね。
【大事なお知らせ】
— 講談社タイガ (@kodansha_taiga) 2019年4月20日
ただいまから小説を一冊、売ろうと思います。
定価は100,000円です!!!
10万円です!!!
またまたそんなことないでしょうと思ったあなた。
マジです。https://t.co/eNKwNy5dNF pic.twitter.com/NVFUJguMg1
またまた~!と思いつつ、ツイートの詳細を何度も確認してしまいました。マジでした…。
本体価格10万円!とか金箔!とかだけ聞いてるとネタ感がありますが、今回の企画はもちろんネタではない本気の企画です!
京極夏彦さん作家デビュー25周年を記念して作られた超豪華&超特別な一冊なのです!
コレクターアイテム感が強いです。ファンならもちろん、正直そこまでファンじゃないのに(!)手を伸ばしてしまう方もたくさんいそう!
金沢の老舗『箔座』とコラボレーション!?
今回の企画は金沢の老舗『箔座』とコラボレーション!さらにデザイナー『坂野公一』さんが装丁を担当されました。
京極夏彦×伝統工芸×坂野公一。その化学反応から生まれたのが『姑獲鳥の夏GOLD』です!
『姑獲鳥の夏GOLD』
— 稲羽白菟〈イナバ ハクト〉 (@masaya_kawakami) 2019年4月20日
「金箔加工するなら『狂骨の夢』の方が勿論意味が通じるんですが、この豪華版を作るにあたって、革装の見立て、箱のデザインや内側の色にはこんな意味を込めたんですよ……」という坂野さんの説明を聞いて、ちょっと(いや、かなり)欲しくなってしまった。ヤバイ……。10万円也。 pic.twitter.com/Ebb7rfqTz1
『姑獲鳥の夏GOLD』ってかっこよすぎです。思わず口に出して言いたくなる笑。
デザイナーの坂野さんは今回のデザインについて以下のコメントをされています。
「本を金箔で覆う」ことを発想の起点に、「黒には闇、赤には姑獲鳥、金には児」のイメージをなぞらえ、「姑獲鳥」自体を体現する装幀こそが最適解と考え、デザインをまとめました。
金色に輝く児を母胎から取りあげるが如く、この黄金の本を母胎にも棺にも感じられる箱の中から取り出すことで、
『姑獲鳥の夏』が刊行された25年前の晩夏に思いを馳せつつ重層的な産声を感じる──そんな体験を伴う装幀になればとの思いを込めて。
ここまで作り込まれているなんて…本体価格10万円も納得ですね。
Twitterの反応が面白い!
講談社の宣伝ツイートの拡散され具合もすごいですが、Twitter上の口コミも面白いです!
『気になる!でも10万円か…。でも欲しい!』というファンの方々の切実なツイートと共に、こんなツイートも発見!
【比較表】
— まち針 (@M4CH1K0) 2019年4月19日
iPad Proと金箔姑獲鳥の夏の比較表作りました! pic.twitter.com/0ZdntmwK1j
iPad Proとの比較!鈍器力あり…笑。
そして現役ミステリ作家さん達のツイートもちらほら!
10万円の特装版『姑獲鳥の夏』が熱いニュースになってるけど、めっちゃお買い得だと思うし、講談社さんは全然狂ってなんかない。
— 今村昌弘@『魔眼の匣の殺人』発売中 (@Imamura1985) 2019年4月20日
俺んち、某社の22万円の巨大ぬいぐるみあるぜ。
金箔なんて貼ってないし持ち運べない位デカイし小説も書いてない。
みんな『姑獲鳥の夏』買おうよ! https://t.co/MbR545qIw2
『屍人荘の殺人』の今村昌弘さんもコメント!巨大ぬいぐるみ(某東京創…)を持っているそうです!
ちなみに中井英夫『虚無への供物』の革装版(2000年刊、東京創元社)は税別で6.5万円。江戸川乱歩『貼雑年譜』の完全復刻版(2001年、同社)は30万円。でしたね。 https://t.co/9IkOYVbL1h
— 綾辻行人 (@ayatsujiyukito) 2019年4月24日
綾辻行人さんもコメント!過去の豪華本について言及されています(ちなみに両方持っているらしいです)!もちろんこちらも購入されるハズ…!?
特装本は受注限定生産!
これまで紹介してきた通り、本作はめちゃくちゃ豪華。そして金箔。つまり…。
こんな本は書店に並べられません…!
というわけで、三井ショッピングパーク『&mall(アンドモール)』上からの受注限定生産となっています。
注文したらすぐに発送されるわけではなく、実際に手元に届くのは9月ですのでお気をつけください!
また、特装版の概要は以下の通りです(※公式サイトより引用)!
受注限定生産
価格:100,000円(税抜)
サイズ:四六判 縦220mm×横170mm(箱サイズ)
仕様:本革総金箔貼り 三方金 専用化粧箱入り
巻頭特別カラー口絵 著者直筆サイン入り
本革の表紙に金箔が施され…。三方金、専用化粧箱入り…。著者直筆サイン入り…。控えめに言ってヤバいです。孫の代まで大切にしていきましょう。
まとめ
京極夏彦さんデビュー作『姑獲鳥の夏』の超豪華金箔本を紹介しました!
作家デビュー25周年を記念して『姑獲鳥の夏Gold』が誕生しました。
本体価格10万円となかなか手が届きにくい雰囲気ではありますが、またとない機会ですのでファンの方は購入をご検討をしてみてはいかがでしょうか?
ぼくはもちろん購入…できないのでどなたかのレビューをお待ちしております!!!
『姑獲鳥の夏』は京極夏彦さん代表作『百鬼夜行シリーズ』の第1弾!シリーズ未読の方はぜひ合わせてチェックしてみて下さいね!ぼくも頑張って読み進めます!それではー!