読み応えのあるミステリー小説が好き!いわゆる『レンガ本』と呼ばれるような分厚い推理小説をたくさん教えてほしい!とお考えの方。こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日紹介するのは『分厚い推理小説』のおすすめ作品です!
推理小説など、ほんとうに久しぶりでした。しかも分厚い
— 菊池ホッパー@読書 (@uni8seiya) 2018年12月13日
『月長石』(ウイルキー・コリンズ 中村能三:訳/創元推理文庫/1970年刊) pic.twitter.com/LRaQHEvuDX
この世には二種類の推理小説しかない!レンガ本とそうじゃない本である!国内・海外”最厚”の推理小説を集めてみたよ!
今回は『分厚い推理小説』のおすすめ作品をまとめて紹介していきます٩( ''ω'' )و!
『分厚い推理小説』おすすめ作品をまとめて紹介!【国内・海外レンガ本大集合!】
今回紹介するのは『分厚い推理小説』のおすすめ作品!
冒頭でも紹介しましたが、この世には通称『レンガ本』と呼ばれる、レンガほどの分厚さを誇る推理小説が存在しています。
レンガ本という言い方がしっくりこない方は、辞書のような本とか、枕の代わりになる本とか、タウンページみたいな本とか色々言い換えてみて下さい。
とにかく分厚いことが特徴の本のことです。
持ち運びも不便だし、持って読む時も大変だから上下巻に分ければいいのに(分けている作品もありますが)、なぜか一冊に無理やり詰め込んでしまいます笑。
そんなレンガ本作品として有名なのは、京極夏彦さんの京極堂シリーズ!
どんなに分厚くなろうともお構いなし!持ち運びなんて知ったこっちゃない!その分厚さがなければ京極夏彦作品じゃない!というぐらい確固たる地位を築き上げています笑。
このように読むにはちょっと不便なレンガ本なのですが…。
不思議なことに分厚いと分かっていながら、読むなら分冊されたものではなく、分厚い版で読みたいと思わされてしまうのです…!
活字中毒だけど、今は荷物になってしまうだけなので大変残念だけどさよなら。
— たむたむ@超インドア旅人 (@tam2_a26) 2019年3月10日
辞書並みに分厚い、京極堂シリーズ。
いつか長距離鉄道とかでひたすら読みたい。 pic.twitter.com/eV0KnMbK6e
アトポス、分厚い……。(約4cm) pic.twitter.com/04DGFvghYM
— ゆう✩屈折する星屑 (@kt_amyy_405) 2015年5月21日
ポケミス新刊『死者の国』(ジャン=クリストフ・グランジェ)が煉瓦みたいと話題でしたので、担当編集が見本でウォール・ハヤカワを作ってみたようです。確かに煉瓦っぽいかも……。なんと『エンジェルメイカー』を超えて、ポケミス史上最長・最厚の776ページ! pic.twitter.com/Fogvwmjwt2
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) 2019年5月30日
読み応え抜群!不便さを度外視して、分厚さの魅力に引き付けられてしまいます笑。
一つだけ注意していただきたいのは、これらレンガ本はただ長いだけではないということです。
こんなに分厚い(長い)と、読んでる最中退屈なのではと思われるかもですが、そこは心配無用!
不思議なことに(!)、量だけでなく質も高く、めちゃくちゃ面白いと高評価を得ている作品が多いのもレンガ本の特徴なのです!
ページを開く前には圧倒された分量だったはずなのに、終わりが近づくにつれて『終わらないで…』と思ってしまう人も多いみたいです…。
知れば知るほどより分厚い作品を求めてしまうかも!?お気に入りのレンガを探してみて笑!
『分厚い推理小説』のおすすめ作品紹介!
今回紹介するのは『分厚い推理小説』のおすすめ作品で、全13作品をリストアップしました(※随時更新予定)!
それではあらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!
人狼城の恐怖 第一部ドイツ編
独仏国境の険しい渓谷の上に屹立する双子の古城・人狼城。ドイツ側“銀の狼城”に招かれた十人の客に用意されていたのは、凄惨な殺しの宴であった。
二重に閉ざされた密室での首切り、中世の石弓による射殺…。謎と伝説に彩られた古城に隠された秘密とは何か?
全四部、四千枚を超える本格推理小説の大傑作。
哲学者の密室
開口部を完璧に閉ざされたダッソー家で、厳重に施錠され、監視下にあった部屋で滞在客の死体が発見される。
現場に遺されていたナチス親衛隊の短剣と死体の謎を追ううちに三十年前の三重密室殺人事件が浮かび上がる。
現象学的本質直感によって密室ばかりか、その背後の「死の哲学」の謎をも解き明かしていく矢吹駆。二十世紀最高のミステリ。
暗黒館の殺人
蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。
当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴…。著者畢生の巨編、ここに開幕。
絡新婦の理
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな―二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、血塗られた鑿をふるう目潰し魔。
連続殺人は八方に張り巡らされた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か?シリーズ第五弾。
白夜行
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。
被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。
二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。
心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。
匣の中の失楽
推理小説マニアの大学生・曳間が、密室で殺害された。しかも仲間が書いている小説の予言通りに。
現実と虚構の狭間に出現する5つの“さかさまの密室”とは?’78年、弱冠22歳の青年によって書かれたこの処女作は「新本格の原点」、「第4の奇書」と呼ばれる伝説の書となった。
いまだ色褪せない未体験の読書を今こそ!
アトポス
虚栄の都・ハリウッドに血で爛れた顔の「怪物」が出没する。
ホラー作家が首を切断され、嬰児が次々と誘拐される事件の真相は何か。女優レオナ松崎が主演の映画『サロメ』の撮影が行われる水の砂漠・死海でも惨劇は繰り返され、甦る吸血鬼の恐怖に御手洗潔が立ち向う。
ここにミステリの新たな地平が開かれた。
双頭の悪魔
四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。英都大学推理研の一行は大雨のなか村への潜入を図るが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。
川の両側に分断された江神・マリアと、望月・織田・アリス――双方が殺人事件に巻き込まれ、各各の真相究明が始まる。
読者への挑戦が三度添えられた、犯人当ての限界に挑む大作。
密室キングダム
昭和最後の夏に、札幌で起きた密室連続殺人事件。それは、伝説的な奇術師・吝一郎の復帰公演が発端だった。
吝家を覆う殺意の霧の中に浮かぶ忌まわしき宿縁―。妖艶にして華麗、絢爛という言葉さえ似合う不可能犯罪の連鎖に、若き推理の天才・南美希風が挑む。
瞠目せよ!そして驚愕せよ!奇跡を現出して、読者を魅了する本格の旗手が放つ渾身の巨編千八百枚。
クロコダイル路地
運命が運び、連れ戻すところに、われわれは従おう―。
1789年、フランス革命によって階級制度は崩壊し、ピエール(貴族)、ローラン(商人)、コレット(平民)の運命は変転する。
三人は、革命期の不条理によって負った「傷」への代償として、復讐を試みるが。小説の女王が描く壮大で企みに満ちた歴史ミステリー。
月長石
インド寺院の宝〈月長石〉は数奇な運命の果て、イギリスに渡ってきた。しかし、その行くところ、常に無気味なインド人の影がつきまとう。
そしてある晩、秘宝は持ち主の家から忽然と消失してしまった。警視庁のけんめいの捜査もむなしく、〈月長石〉のゆくえは杳として知れない。
「最大にして最良の推理小説」といわれる古典的名作の完訳。
エンジェルメイカー
大物ギャングの息子として生まれたジョー・スポークは、時計じかけを専門とする機械職人として静かに暮らしていた。しかし、彼が謎の機械を修理した日にすべてが変わった。
客の老婦人は引退したシークレット・エージェント、謎の機械は第二次世界大戦直後に開発された最終兵器の鍵だったのだ!
そしてさまざまな思惑を持つ人々がジョーの周囲で暗躍をはじめた……愛する者を悪の手から守り、世界を滅亡から救うため、ジョーは父の銃を手に立ち上がる!
笑いと切ない抒情に満ちた傑作エンターテイメント・ミステリ
死者の国
パリの路地裏で、両頬を耳まで切り裂かれ、喉には石を詰められたストリッパーの死体が発見される。
パリ警視庁警視のコルソはこの猟奇殺人の捜査を進めるが、ほどなく第二の犠牲者が出てしまう。被害者二人の共通点は、残忍な殺され方、同じ劇場で働いていたこと、そして元服役囚の画家ソビエスキと交際していたこと。
この画家を容疑者と考え、追い詰めるコルソを待ち受けるのは、名画をめぐる血塗られた世界と想像を絶する真相だった…!『クリムゾン・リバー』の巨匠が放つ戦慄のサスペンス!
以上、13作品です!
まとめ
『分厚い推理小説』のおすすめ作品をまとめて紹介してみました!
レンガ本と呼ばれてしまうほどの分厚さを誇りながら、一度読み始めてしまうと一気読みしてしまうほど面白い。まさに”最厚”な推理小説です。
一度レンガ本の魅力を知ってしまったら、普通の厚さの作品が物足りなく感じてしまうかもしれませんね。
少しだけ重かったり、少しだけ持ちにくかったりすると思いますが、読み応えのある推理小説をお探しの方は、ぜひ気になるレンガから手に取ってみて下さい!
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