こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日紹介するのは、麻耶雄嵩さんの『メルカトル鮎シリーズ』です!
麻耶雄嵩
— zi (@iz7894) 2019年4月24日
「翼ある闇」
「夏と冬の奏鳴曲」
「痾」
「メルカトルと美袋のための殺人」
「鴉」
「メルカトルかく語りき」
麻耶先生と言えばやはりメルカトル鮎
是非、メルカトル鮎シリーズを読破していただき麻耶ワールドにハマっていただきたいです。
個人的には「痾」が好み pic.twitter.com/0AEr4xwpbP
メルカトル、メルカトル、メルカトル。麻耶雄嵩デビュー作を含む人気シリーズだよ!
今回は、麻耶雄嵩『メルカトル鮎シリーズ』のシリーズ概要や順番をあらすじと合わせて紹介していきます٩( ''ω'' )و!
【麻耶雄嵩】『メルカトル鮎シリーズ』の順番とあらすじを紹介します!【翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件】
今回紹介するのは麻耶雄嵩『メルカトル鮎シリーズ』!
『麻耶さん?メルカトル…?』とあまり聴きなじみのない方もいるかもですが、月9でドラマ化された『貴族探偵』の作者といえばピンとくる方も多いハズ!
問題作!?と呼ばれたり、型破りな作風で有名な麻耶雄嵩さんの作品には、熱狂的なファンの方々がたくさんいるのです!
本シリーズはそんな麻耶雄嵩さんの代表シリーズで、デビュー作『翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件』を含む6作品が発表されています!
麻耶雄嵩さんの『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』#読了
— たまころ (@fuchan7272) 2018年11月1日
依頼を受け今鏡家が住む蒼鴉城を訪れた私立探偵の木更津を待っていたのは首のない依頼者の死体。そしてそれは連続殺人事件の始まりだった...
首のない死体、複雑な家系、密室、もう1人の探偵。もうてんこ盛りでお腹いっぱいでした。 pic.twitter.com/sgZNR6QuFR
デビュー作なのに最後の事件…!本シリーズではタキシードにシルクハットがユニフォーム(!)というすごい恰好の銘探偵・メルカトル鮎が大活躍!
著者の麻耶雄嵩さんはあの綾辻行人さん、法月綸太郎さん、そして島田荘司さんらの推薦を受け1991年にデビューされました!
このメンバーを見てピンとくる方も多いと思いますが、麻耶さんはバリバリの本格ミステリーを書く作家さん。
『翼ある闇』 は蒼鴉城という館が舞台、首のない死体や密室、さらには見立て殺人と本格ミステリー要素がふんだんに取り入れられた作品に仕上がっています!
実は小栗虫太郎『黒死館殺人事件』のオマージュ作品としても有名です!
麻耶雄嵩「翼ある闇~メルカトル鮎最後の事件」
— ミステリータイトルをつぶやくbot (@Three_mystery) 2019年4月5日
読む前にぜひ「黒死館殺人事件」をお読みください。
確かに先に読んでおくともっと楽しめそう!『黒死館』は読むと精神に異常をきたすといわれる日本三大奇書の一冊だけどね笑!
またおすすめ読書順番についても触れておくと、『刊行順だよ!いや、この作品から読んだ方がいい!』などなど、本シリーズの攻略ルートにはパターンがいくつかあるようです…!
Twitter上で見つけたおすすめルートをいくつか引用させて頂きます!
メルカトル鮎シリーズはシリーズなので刊行順に読むのが一番間違いないが「読みやすさ」でいえば『メルカトルと美袋のための殺人』がダンチなので気になるという場合『ため殺』を読んでみてハマったら『翼ある闇』を読むのも全然アリだ!君も好きな順番で麻耶雄嵩先生のメルカトル鮎シリーズを読もう!
— 薫製さきいか (@kensakiika) 2019年3月2日
麻耶雄嵩の小説は面白いよ。型破りな話ばっかりなんだ。特にオススメなのは「メルカトル鮎シリーズ」だけど、これは一作目の「翼ある闇」よりは短編集の「メルカトルと美袋のための殺人」から読んだ方がいいと俺は思うよ
— ミステリ好きな探偵さんbot (@tanteisanbot) 2019年5月26日
メルカトル鮎シリーズは短編集の『メルカトルと美袋のための殺人』『メルカトルかく語りき』のどちらかから入るのもありですし、麻耶先生のデビュー作である長編『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』から入るのもありです!お好きなルートでどうぞ!
— ナカ (@naka_mystery) 2019年5月21日
デビュー作からが圧倒的かと思いきや、短編集から入るルートも推奨されていました!今回は刊行順で紹介していきます!
【麻耶雄嵩】『メルカトル鮎シリーズ』順番とあらすじ!
今回は『メルカトル鮎シリーズ』で、全6作品をリストアップしました!
それではあらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!
翼ある闇
首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。
京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。
2人の名探偵の火花散る対決の行方は。そして迎える壮絶な結末。島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、三氏の圧倒的賛辞を受けた著者のデビュー作。
夏と冬の奏鳴曲
首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!
20年前に死んだはずの美少女、和音(かずね)の影がすべてを支配する不思議な和音島。なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?
メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。新本格長編ミステリーの世界に、またひとつ驚愕の名作が誕生!
痾
忌まわしい和音島の殺人事件の後遺症で記憶喪失になった如月烏有は、記憶をとり戻そうと寺社に連続放火。すると焼け跡からは焼死体が発見される。
その彼のもとに「今度は何処に火をつけるつもりかい?」と書かれた手紙が届く。烏有は連続放火殺人犯なのか?
名探偵メルカトル鮎が真相に迫る新本格ミステリ。
メルカトルと美袋のための殺人
推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。しかし彼女は間もなく死体で発見され、美袋が第一容疑者とされてしまった!
事件に巻き込まれやすい美袋と、「解決できない事件など存在しない」と豪語する魔性の銘探偵・メルカトル鮎が挑む巧緻な謎の数々。
脱出不能な密室殺人から、関係者全員にアリバイが成立する不可能犯罪まで―奇才が放つ、衝撃本格推理集。
鴉
弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。
襲いかかる鴉の大群。四つの祭りと薪能。蔵の奥の人形。錬金術。嫉妬と憎悪と偽善。五行思想。足跡なき連続殺害現場。盲点衝く大トリック。
支配者・大鏡の正体。再び襲う鴉。そしてメルカトル鮎が導く逆転と驚愕の大結末。一九九七年のNo.1ミステリに輝く神話的最高傑作。
メルカトルかく語りき
悪徳銘探偵(メルカトル)と五つの難事件、怜悧な論理で暴く意外すぎる真実の数々!
ある高校で殺人事件が発生。被害者は物理教師、硬質ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人!
銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎる犯人とは――「答えのない絵本」他、全5編収録。麻耶ワールド全開の問題作!!
以上、6作品です!
まとめ
麻耶雄嵩『メルカトル鮎シリーズ』の順番紹介でした!
型破りな作風で有名、そして型破りな銘探偵が活躍する人気シリーズ!
シリーズ攻略ルートはいくつかありますので、もし迷ってしまったらとりあえず『翼ある闇』から手に取ってみて下さい!
シリーズ第1作『翼ある闇』の舞台が館!ということで、『館が舞台の作品』についてまとめた記事も紹介!合わせてチェックしてみてください!それではー!