こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日は東京創元社から新刊紹介です!
創元推理文庫からカーター・ディクスン『白い僧院の殺人【新訳版】』が発売されます!
創元推理文庫創刊60周年記念「名作ミステリ新訳プロジェクト」の『赤い館の秘密』がもうすぐ発売です。4月は『Xの悲劇』(中村有希訳)で、以降『血の収穫』(田口俊樹訳)、『白い僧院の殺人』(高沢治訳)、『わらの女』(橘明美訳)、『007/カジノ・ロワイヤル』(白石朗訳)と毎月刊行予定。 pic.twitter.com/3qJQaciphO
— tsg_kuwano (@209_500) 2019年3月17日
雪に閉ざされた密室で起こる殺人事件…。カーター・ディクスン『白い僧院の殺人』は6月28日発売だよ!
今月は密室の巨匠の名作が登場!今回はカーター・ディクスン『白い僧院の殺人【新訳版】』について紹介していきます!
【新刊発売日】カーター・ディクスン『白い僧院の殺人【新訳版】』が6月28日発売です!
今日紹介するのは、カーター・ディクスン『白い僧院の殺人【新訳版】』です!
いつも通り、まずあらすじを紹介していきます٩( ''ω'' )و!
ロンドン近郊の由緒ある屋敷〈白い僧院〉でハリウッドの人気女優マーシャ・テイトが殺害された。
周囲は百フィートにわたって雪に覆われ、発見者の足跡以外に痕跡を認めない。事件前マーシャに毒入りチョコレートが届くなど不穏な雰囲気はあった。
甥が〈白い僧院〉の客だったことから呼び寄せられたヘンリ・メリヴェール卿は、たちどころに真相を看破する。江戸川乱歩が「カーの発明したトリックの内でも最も優れたものの一つ」と激賞した本格ミステリの名作。
1月のアガサ・クリスティー『ミスマープルと13の謎』からスタートして6作目…。
今月も創元推理文庫創刊60周年記念『名作ミステリ新訳プロジェクト』から素敵な新刊が登場します!
今回の新刊、作者名を聞いて『カーター・ディクスン??』と思われる方もいるかもですが、実はあの『密室講義』で有名な密室の巨匠、ジョン・ディクスン・カーと同一人物!
そんなわけで、本作もれっきとした密室ミステリだよ!
ちなみに『白い僧院の殺人』は、ヘンリ・メリヴェール卿シリーズの長編第二作になります!
ヘンリ・メリヴェール卿といえば『ユダの窓』を思い浮かべる人が多いと思うけど、本作もある定番の状況で密室が完成していることで有名な作品!
「白い僧院の殺人」-カーター・ディクスン。ロンドン近郊「白い僧院」と呼ばれる館で人気女優が殺される。館を囲む雪上には発見者以外の足跡がない。犯人はいかにして現場を脱出したのか。メリヴェール卿がこの謎に挑む。ディクスンのトリックの中でも最高のものと乱歩先生が絶賛した作品。必読→
— 丸山天寿 (@tenjumaruyama) 2012年8月4日
雪…。足跡が一人分しかない…。これは…。密室…!!!
殺害されたハリウッドの人気女優…。殺害現場は雪に閉ざされた密室…。
発見者以外の足跡がないということは、犯人はどうやって現場から姿を消したのか…。
本格ミステリーではわりと定番な状況の不可能犯罪。本作の他には横溝正史の『本陣殺人事件』などが有名です。
こんにちは。早川書房(受)です。大雪といえばやっぱり密室殺人ですよね。
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) 2018年1月22日
ミステリファンはそうなってしまいますよね…笑。大雪の日に読むのがぴったりな作品です!
シリーズ第1作『黒死荘の殺人』や超有名作の『ユダの窓』など、これまで創元推理文庫ではヘンリ・メリヴェール卿シリーズが度々新訳版で登場しています!
もともと人気作家さんだったので多くの作品が翻訳されているのですが、旧訳で読みにくかったり、入手が困難だったりして知る人ぞ知る名作…みたいな状況でした。
現代ミステリーも面白いですが、本格ミステリ黄金時代の作品にときめいてしまう派なので、新訳版の登場は毎回とても嬉しいです!
普段はあまり古典ミステリー読まないという方の手にも届いたらいいな!
この勢いでシリーズ全作品新訳コンプリート…!?発売日までにシリーズ作品を復習しておきましょう!
まとめ
カーター・ディクスン『白い僧院の殺人【新訳版】』が6月28日発売します!
雪に閉ざされた密室で起こる殺人事件。密室の巨匠が生み出した江戸川乱歩先生お墨付きの衝撃トリック!密室の名作が新訳版でどのように蘇えるのか今からワクワクです!
これまでカーター・ディクスン作品を読んだことないよという方は、ぜひ今回の新訳版で本格・密室ミステリーにチャレンジしてみて下さい!
創元推理文庫からは今後もぞくぞく新訳版が登場予定です!7月以降もしっかりチェックしていきましょう!それではー!