あべろぐぷらす

ミステリー小説専門ブックチューバーのブログ

【ドロシー・L・セイヤーズ】『ピーター卿シリーズ 』の順番とあらすじを紹介します!【全11作品】

f:id:abeshi01:20190129211626j:plain

こんにちは、あべし(@honjituno)です。

今日は海外クラシックミステリから人気シリーズを紹介します!

 

ドロシー・L・セイヤーズの『ピーター卿シリーズ』です!

ミステリの女王はクリスティだけじゃない!セイヤーズの人気シリーズだよ!

今回は、ドロシー・L・セイヤーズの『ピーター卿シリーズ』の順番を紹介していこうと思います٩( ''ω'' )و!

ドロシー・L・セイヤーズ『ピーター卿シリーズ』の順番とあらすじを紹介します!

今回紹介するドロシー・L・セイヤーズの『ピーター卿シリーズ』

 

突然ですが、みなさんセイヤーズをご存知でしょうか?

 

アガサ・クリスティーの陰に隠れてしまいがちですが、クリスティーと並ぶミステリの女王!ミステリ小説黄金時代を支えた作家の一人です!

マージェリー・アリンガムとナイオ・マーシュも含めて『英国女流作家・ビック4』といわれているよ! 

セイヤーズはクリスティーほど多くの作品は残していませんが、今回順番紹介する『ピーター卿シリーズ』が人気。

 

『誰の死体?』から始まる全11作品の長編シリーズです。

 

シリーズ名の通り、ピーター・ウィムジイ卿という貴族探偵(!)が活躍します。シリーズ代表作は『ナイン・テーラーズ』。

あの江戸川乱歩が選んだ海外ミステリベスト10にも入ってる作品だよ!

今回のピーター卿シリーズも、タイトルからシリーズの順番を推測することができません!順番通りにまとめていきます!

【ドロシー・L・セイヤーズ】ピーター卿シリーズ 順番とあらすじ!

今回はピーター卿シリーズ の全11作品をリストアップしました!

 

それではあらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!

誰の死体?

誰の死体? (創元推理文庫)

誰の死体? (創元推理文庫)

 

実直な建築家が住むフラットの浴室に、ある朝見知らぬ男の死体が出現した。場所柄男は素っ裸で、身につけているものといえば、金縁の鼻眼鏡と金鎖のみ。いったいこれは誰の死体なのか?

 

卓抜した謎の魅力とウイットに富む会話、そして、この一作が初登場となる貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿。クリスティと並ぶミステリの女王がモダンなセンスを駆使して贈る会心の長編第一作。

雲なす証言

雲なす証言 (創元推理文庫)

雲なす証言 (創元推理文庫)

 

ピーター・ウィムジイ卿の兄ジェラルドが殺人容疑で逮捕された。しかも、被害者は妹メアリの婚約者だという。

 

お家の大事にピーター卿は悲劇の舞台へと駆けつけたが、待っていたのは、家族の証言すら信じることができない雲を掴むような事件の状況だった。

 

兄の無実を証明すべく東奔西走するピーター卿の名推理と、思いがけない冒険の数々。活気に満ちた物語が展開する第二長編。

不自然な死

不自然な死 (創元推理文庫)

不自然な死 (創元推理文庫)

 

殺人の疑いのある死に際会した場合、検視審問を要求するべきか否か。とある料理屋でピーター卿とパーカー警部が話し合っていると、突然医者だという男が口をはさんできた。

 

彼は以前、診ていた癌患者が思わぬ早さで死亡したおり検視解剖を要求したが、徹底的に分析にもかかわらず殺人の痕跡はついに発見されなかったのだという。奸智に長けた殺人者を貴族探偵が追つめる第三長編。

ベローナ・クラブの不愉快な事件

ベローナ・クラブの不愉快な事件 (創元推理文庫)

ベローナ・クラブの不愉快な事件 (創元推理文庫)

 

騒々しかった休戦記念日の晩、ピーター卿はベローナ・クラブを訪れた。

 

戦死した友人を悼む晩餐会に出席するためだったが、なんとクラブの古参会員、フェンティマン将軍が、椅子に坐ったまま死んでいる場に出くわしてしまう。しかもことは、由々しき問題に発展した。

 

故人には縁の切れた妹がいた。資産家となった彼女は、兄が自分より長生きしたならば遺産の大部分を兄に遺し、逆の場合には被後見人の娘に大半を渡すという主旨の遺言を作ったいたのだが、その彼女が、偶然同じ朝に亡くなっていたのである…。

 

謎が転調に転調を繰り返す長編第四弾。

毒を食らわば

毒を食らわば (創元推理文庫)

毒を食らわば (創元推理文庫)

 

裁判官による説示。被告人ハリエット・ヴェインは恋人の態度に激昂、袂を分かった。最後の会見も不調に終わったが、直後、恋人が激しい嘔吐に見舞われ、帰らぬ人となる。

 

医師の見立ては急性胃炎。だが解剖の結果、遺体からは砒素が検出された。被告人は偽名で砒素を購入しており、動機と機会の両面から起訴されるに至る…。

 

ピーター卿が圧倒的な不利を覆さんと立ち上がる第五弾。

五匹の赤い鰊

五匹の赤い鰊 (創元推理文庫)

五匹の赤い鰊 (創元推理文庫)

 

釣師と画家の楽園たるスコットランドの長閑な田舎町で、嫌われ者の画家の死体が発見された。

 

画業に夢中になって崖から転落したとおぼしき状況だったが、当地に滞在中のピーター卿は、これが巧妙な擬装殺人であることを看破する。

 

怪しげな6人の容疑者から貴族探偵が名指すのは誰? 後期の劈頭をなす、英国黄金時代の薫り豊かな第6長編!

死体をどうぞ

死体をどうぞ (創元推理文庫)

死体をどうぞ (創元推理文庫)

 

砂浜にそびえる岩の上で探偵作家ハリエット・ヴェインが見つけた男は、無惨に喉を掻き切られていた。

 

手元にはひと振りの剃刀。見渡す限り、浜には一筋の足跡しか残されていない。やがて潮は満ち、死体は流されるが……? 

 

さしものピーター卿も途方に暮れる難事件。幾重もの謎が周到に仕組まれた雄編にして、遊戯精神も旺盛な第七長編!

殺人は広告する

殺人は広告する (創元推理文庫)

殺人は広告する (創元推理文庫)

 

広告主が訪れる火曜日のピム広報社は賑わしい。特に厄介なのが金曜掲載の定期広告。こればかりは猛者揃いの文案部も鼻面を引き回される。

 

変わり者の新人が入社してきたのは、その火曜日のことだった。前任者の不審死について穿鑿を始めた彼は社内を混乱の巷に導くが…。

 

広告代理店の内実を闊達に描く本書は、真相に至るや見事な探偵小説へと変貌する。

ナイン・テイラーズ

冬将軍の去った沼沢地方の村に、弔いの鐘が響いた。病がちな赤屋敷の当主が逝ったのだ。

 

故人の希望は亡妻と同じ墓に葬られること、だが掘り返してみると、奇怪なことに土中からもう一体、見知らぬ遺骸が発見された。死因は不明。

 

ピーター卿の出馬が要請される。一九三〇年代英国が産んだ最高の探偵小説と謳われる、セイヤーズの最大傑作。

学寮祭の夜

学寮祭の夜 (創元推理文庫)

学寮祭の夜 (創元推理文庫)

 

探偵作家ハリエットは醜聞の年月を経て、母校オクスフォードの学寮祭に出席した。

 

するとその夜、けがらわしい落書きを中庭で拾い、翌日には嫌がらせの紙片を学衣の袖に見つける。幻滅の一幕。だが数ヶ月後恩師から、匿名の手紙と悪戯が学内に横行していると訴える便りが…。

 

学問の街を騒がせる悪意の主は誰か。ピーター卿の推理は?英国黄金時代有数の大長編。

忙しい蜜月旅行

忙しい蜜月旅行 (ハヤカワ文庫 HM (305-1))

忙しい蜜月旅行 (ハヤカワ文庫 HM (305-1))

 

劇的な出会いを果たしたハリエットとピーター卿はようやく結婚にこぎつけた。

 

記者やうるさい親族を遠ざけて、新婦の故郷近くへハネムーンにでかけたものの、滞在先の屋敷には鍵が掛かり、出迎えるはずの屋敷の主人の姿は見あたらない。

 

やがて、主人が死体で見つかると、甘く楽しいはずの蜜月の旅は一転、犯人捜しの様相を呈し…本格ミステリ黄金時代を築き、後世の探偵小説に絶大なる影響を与えた著者の代表作。

以上、11作品です!

まとめ

ドロシー・L・セイヤーズの『ピーター卿シリーズ』の順番紹介でした!

 

あのクリスティと並ぶミステリの女王が生み出した人気シリーズ!

 

第1作の『誰の死体?』からぜひ1作品ずつ読み進めていきましょう!

 

最後に!東京創元社さんより『ピーター卿の事件簿【新版】』が出版されています!短編集ですので、こちらも合わせてチェックしてみて下さい!それではー!

 

▼クリスティーの人気シリーズです!合わせてどうぞ!

www.abelog-plus.com

www.abelog-plus.com