『シャーロックホームズのライバルたちがいるって聞いたんだけど、どんな名探偵がいたのか知りたいな。』とお考えの方。こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今回紹介するのは、『シャーロックホームズのライバル!名探偵7名!』です!
シャーロック・ホームズの成功によって、掲載誌『ストランド・マガジン』は売れ行きが伸びますが、ライバル誌はこれに対抗すべく、「個性的な名探偵を!」と推理小説を次々と発表、ホームズのライバルたちが多数誕生しました。隅の老人やヴァン・ドゥーゼン博士、ソーンダイク博士などがそうです。
— 幻楼斎/西野都 (@genrousai) 2017年3月8日
名探偵はホームズだけじゃない!?実はたくさんいるホームズのライバルたちを紹介!
今回は古典海外ミステリに登場する名探偵『シャーロック・ホームズのライバルたち』を7名紹介していこうと思います٩( ''ω'' )و!
シャーロック・ホームズのライバルたち!名探偵7名を紹介!【海外ミステリー名作】
今回紹介するのは『シャーロック・ホームズのライバルたち』!
古典海外ミステリの名作には、シャーロック・ホームズ以外にも個性的で魅力的な名探偵がたくさん登場します!
らくがき「憂国のモリアーティ」
— 助野嘉昭 (@sukeno0723) 2017年7月2日
シャーロック・ホームズのライバル、ジェームズ・モリアーティ教授。
面白い。好き。 pic.twitter.com/SLrw6cq35i
ホームズのライバルといっても、モリアーティーではありません…!!!
冒頭でも紹介した通り、ホームズのライバルたちと位置付けられている名探偵って結構たくさんいるんです。
当時ホームズ作品を連載していた『ストランドマガジン』が、ホームズ人気で売り上げを伸ばしたことから、他のライバル誌が追随!
そんな経緯も手伝って、同時期にたくさんの名探偵が誕生したといわれています。
そういや「ホームズのライバル」は由緒ある名だった
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2018年6月9日
(ウィキペより)
『ストランドが売り上げ部数を伸ばすと、ライバル各誌はこぞって個性的な名探偵の登場する推理小説を掲載…「ホームズのライヴァルたち」が生まれた。アルセーヌ・ルパンは、厳密な定義では…含まれないが、現在ではほぼ同列』
この時に生み出された名探偵たちがのちのち『ホームズのライバルたち』と呼ばれるように…!
結果として様々な雑誌からミステリー作品が世に出されるようになりました。
これらの出来事があったおかげで、アガサ・クリスティーやエラリー・クイーンなどの作家が活躍する第一次世界大戦後の本格ミステリー黄金時代へと繋がっていくわけです。
ホームズのライバルたちが誕生したのは、かれこれ100年以上前の出来事ですが、現在も当時の作品を読むことができます。
江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集2』(創元推理文庫)、見本拝受。ソーンダイク博士、アブナー伯父、ソープ・ヘイズルなど「ホームズのライヴァルたち」。怪盗リュパンやブラウン神父も!#くらりと一緒 pic.twitter.com/LztDDykQHa
— 北原尚彦@『モリアーティ秘録(上・下)』(創元推理文庫)12/12発売 (@naohikoKITAHARA) 2018年9月8日
短編集が主流だったので、短編集に収録されていることが多いですね。
今回はホームズのライバルたちの中から7名の名探偵をピックアップしてみました!
探偵が登場する作品を合わせて紹介していますので、気になる作品からぜひ手に取ってみて下さい!
シャーロック・ホームズのライバル紹介!
今回は『シャーロック・ホームズのライバルたちを紹介!』ということで、全部で7名の名探偵(と登場する作品)をリストアップしました!
それではあらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!
ブラウン神父 G・K・チェスタトン
奇想天外なトリック、痛烈な諷刺とユーモアで、ミステリ史上に燦然と輝くシリーズの第一集。
小柄で不器用、団子のように丸く間の抜けた顔。とても頭が切れるとは思われない風貌のブラウン神父が真相を口にすると、世界の風景は一変する!
ブラウン神父初登場の「青い十字架」のほか、大胆なトリックの「見えない男」、あまりに有名な警句で知られる「折れた剣」等12編を収める。
ソーンダイク博士 R・オースチン・フリーマン
エジプト学者ベリンガムが不可解な状況で忽然と姿を消してから二年が経った。
生死不明の失踪者をめぐって相続問題が持ち上がった折も折、各地でバラバラになった人間の骨が発見される。はたして殺害されたベリンガムの死体なのか?
複雑怪奇なミステリに、法医学者探偵ジョン・ソーンダイク博士は証拠を集め、緻密な論証を積み重ねて事件の真相に迫っていく。
隅の老人 バロネス・オルツィ
元祖“安楽椅子探偵"にして、もっとも著名な“シャーロック・ホームズのライバル"。世界ミステリ小説史上に燦然と輝く傑作「隅の老人」シリーズ。
原書単行本全3巻に未収録の幻の作品を新発見! 本邦初訳4篇、戦後初改訳7篇! 第1、第2短篇集収録作は初出誌から翻訳! 初出誌の挿絵90点収録!
怪盗紳士 アルセーヌ・ルパン モーリス・ルブラン
大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。「貴船にルパンあり。一等船客、金髪、偽名はR…」あの怪盗紳士がこの船に!いったい誰がルパンなのか?船客たちは恐怖と興奮に沸きたつが―
世界に知らぬ者なきヒーローが誕生した記念すべき「アルセーヌ・ルパンの逮捕」など、傑作九篇を収録。
ルパンの前にルパンなく、ルパンの後にルパンなし。変幻自在、神出鬼没、快刀乱麻の怪盗の活躍を、最新訳で贈る第一弾。
ジョゼフ・ルルタビーユ記者 ガストン・ルルー
真夜中、令嬢の寝室から助けを求める悲鳴と銃声が響いた。
居合わせた父親らがただ一つの扉を打ち破って部屋に入ると、令嬢は昏倒し、部屋は荒らされ、黄色の壁紙には大きな血染めの手形が残されている!だが部屋は完全な密室で、犯人の姿はどこにもなかったのだ!
18歳の少年記者ルールタビーユが、この怪事件に挑む! 密室ものの嚆矢として、常にオールタイムベストの上位に名を連ねる名作中の名作ミステリが、最新訳でここに登場!
ルーフォック・オルメス カミ
オルメスはホームズのフランス語読み。ルーフォックは「頭のおかしい」とか「いかれた」の意味。ホームズのパロディと言うには、ぶっ飛びすぎの、とんでもユーモア・ミステリ・コント集。34編の掌編を集めたもの。
たとえば、寝ている間に自分の骸骨を盗まれてしまった男の話、とか、巨大なインク壺のなかに閉じ込められた男たちの話とか……「アホカ! 」というような掌編ばかり。
ミステリ・マニアとしては、読んでおくべき奇書の一冊。
ヴァン・ドゥーゼン教授 ジャック・フットレル
思考機械の事件簿〈3〉シャーロック・ホームズのライヴァルたち (創元推理文庫)
- 作者: ジャックフットレル,Jacques Futrelle,吉田利子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/05/22
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
仮装舞踏会の夜、貴重な金の皿が紛失した。仮装姿のまま逃走した犯人たちの身元は杳として知れない。
新聞記者ハッチは、独自の調査で大学の同窓生に辿り着く。だが友人は肝心なことには何一つ答えようとしない。彼はこの盗難事件の犯人なのか?
《思考機械》初の、そして唯一の長編「金の皿盗難事件」をはじめ、六編の短編を収録した。
以上、7作品です!
まとめ
『シャーロック・ホームズのライバルたち』と呼ばれている名探偵を7名紹介してみました!
どの探偵も個性的で魅力的!ホームズ以外にも名探偵はたくさんいますので、ぜひお気に入りの探偵を探してみて下さい!
最後になりますが、古典海外ミステリーのおすすめ作品についてもまとめています!ぜひ合わせてチェックしてみて下さい!!それではー!