こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は海外ミステリの新刊情報をお届けします!
今回紹介するのはクラシックミステリ!マージェリー・アリンガム『ホワイトコテージの殺人』が6月29日発売ですよー!
『マージェリー・アリンガム?ん(・・?』となった人!そこら辺についても調査してみましたよ!というわけで、今日は新刊情報エントリを書いていきます!
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4大英国女流推理作家の1人!マージェリー・アリンガム『ホワイトコテージの殺人』が6月29日発売ですよー!
今回は海外のクラシックミステリを紹介します!東京創元社から発売予定のマージェリー・アリンガム『ホワイトコテージの殺人』です。まずはあらすじから紹介していきます!
秋の夕方、小さな村をドライブしていたジェリーは、一人の若い娘に出会った。
彼女が住む〈ホワイトコテージ〉まで送って立ち去ろうとしたとき、血相を変えたメイドがコテージから駆けてくる。
「殺人よ! 」銃殺された被害者は隣家の主。
ジェリーは、ロンドン警視庁の敏腕刑事にして父親のW・Tと捜査を進める……。
巨匠の初長編ミステリは、ユーモア・推理・結末の意外性すべてが一級! 本邦初訳作。
普段からミステリに慣れ親しんでいないと、『この作者だれ(・・?』ってありますよね。最初はぼくもそうなりました。
しかし、どこかで聞いたことある名前。というか、見かけたことがある名前だなと思っていたら、いつも通り古本屋で以前から見たことがある作家さんでした笑。
見かけるといってもBOOKOFFとかではありません。ぼくが見かけたのは、神保町のミステリ専門店『@ワンダー』、そして同じく神保町の洋書専門店『北沢書店』です。
どちらも洋書で発見しました( ゚Д゚)!昔の緑色のペンギンブックスシリーズです。いい値段するし、完全にコレクターズアイテムなカテゴリなので当然買えません(;´Д`)。
ちなみに、ペンギンブックスでは『ミステリは緑』と、ジャンルで色分けされています。古い緑色のペンギンブックスを見つけたらぜひ作者を見て下さい。クラシックミステリの作家さんのハズです(*´▽`*)!
4大英国女流推理作家の1人!?
少し話がそれましたが、古本関連の知識のおかげで辛うじてマージェリー・アリンガムの名前は知っていました。
そして今回の新刊情報を知った時に色々調査してみたら、あのアガサ・クリスティーと同時期にイギリスで活躍していた作家さんだということが判明( ゚Д゚)!!
しかもクリスティー、ドロシー・L・セイヤーズ、ナイオ・マーシュとともに、4大英国女流推理作家(ビッグ4)と呼ばれていて、実力も知名度もある作家さんだったのでした!!マイナーかと思いきや、クラシックミステリ界でかつて女王の席に君臨していた1人という、超定番な存在です。
クリスティーとの共通点も!?
というわけで、今回の作品ももちろん本格ミステリ!しかも初邦訳だそうです!
アリンガムとしても、この『ホワイトコテージの殺人』が初めてのミステリ作品でした。
ここで気になったことがあります。クリスティーの初長編ミステリは『スタイルズ荘の怪事件』です。〇〇荘とか、コテージとか本格ミステリとしては定番の舞台設定ですよね。
ミステリ初作品。舞台はコテージと〇〇荘。なんとなくですが、両方とも初作品で似ている気がしませんか??
スタイルズ荘が発表されたのは1920年で、ホワイトコテージコテージが1928年ですので、もしかしてアリンガムがクリスティー初ミステリに対してのオマージュにしたのかなと深読みしてみます笑。
もちろん読んだことがないので分かりません。でもイギリスで本格ミステリ黄金時代に活躍した同時代の作家作品を意識しながら読むと、さらに楽しめそうな気がしました。
まとめ
マージェリー・アリンガム『ホワイトコテージの殺人』が6月29日発売します!あのクリスティーと並ぶ実力と評判、4大英国女流推理作家の1人!なことも判明し、ますます気になってしまいますね!
そして…。東京創元社からは7月に入ってからも、クラシックミステリの新訳が止まりません(*´▽`*)!なんでしょう、クラシックミステリの新訳出版ブームでも来ているのでしょうか??
何はともあれ嬉しいので、発売日が近づいてい来たらそれぞれ新刊情報を書こうと思います٩( ''ω'' )و現代ミステリも最高ですが、クラシックミステリの世界も味わい深く、奥深き世界です。普段なかなか読まない方も、ぜひチェックしてみて下さい!それではー!