こんにちは、あべし(@honjituno)です。ある作家さんの第一作目に何を読むかって結構大事な選択です。夢野久作さんは、あの有名な『ドグラ・マグラ』ではなくて、まずはさらっと読める『瓶詰の地獄』からがおすすめですよ!
最初は『ドグラ・マグラ』?いや、まずはさらっと読める『瓶詰の地獄』からがおすすめです!
最初に読む一冊が、その作家さんの印象を決定づけると言っても過言ではありません。微妙だったり、難解すぎると、次の作品に手を伸ばそうという意欲がなくなってしまいますよね。
そして今日紹介している夢野久作さんですが、この作家さんには『ドグラ・マグラ』という超有名な作品があります。超有名がゆえに、まずこの作品に手を出してしまう人も多いのではないかと思います。
しかし、この作品は日本三大奇書と呼ばれている曲者で、読むと精神に異常をきたすといわれていて、この噂だけでもなんとなく難解そう。タイトルからもどんな話なのか予想できないし、表紙もなんだか大変そう。。。
そうです!まずここから夢野久作さんの世界に入っていくと、危険です 笑!ぼくは手を出しても途中で挫折してしまうことが目に見えているので、まだ読んでいません。
そこで今日紹介したいのが、まず『瓶詰の地獄』という短編小説です!まずはこの作品から読んでみてはいかがでしょう?
もちろん、夢野久作さんの作品はすでに著作権フリーになっているので、青空文庫でも読むことができますよ!ちなみに、ぼくは青空文庫版で読みました。20~30分もあれば読むことができます。
あまり読解力がないぼくは初読の段階で読み終わった時、『???』となってしまいましたが、この作品の構成について等、解説を読んで、ようやく納得 笑。作品の構成に仕掛けがあって、そこにまんまとはまってしまうと、ぼくのように???となってしまいます。
少し引っ掛かっても、物語自体は理解できるし、短時間で読むことができるこの『瓶詰の地獄』。とてもおすすめですし、この作品を読んでいれば『夢野久作?あー、瓶詰の地獄は読んだことあるよ。読んでみたら?』とかっこつけることもできます。
構成以外にも、謎だったり、矛盾点だったりが物語にちりばめられていて、それが全て作者の計算だといわれています。この作品が100年前に書かれたものだと思うと、よりすごさを感じます。ぜひみなさんも読んでみて下さい!それではー!