あべろぐぷらす

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『このミステリーがすごい!2018年版』海外編ベスト10(+11位以降の全作品)を紹介します!

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こんにちは、あべし(@honjituno)です。ついに発表されましたね!もう待ちくたびれました!今日は『このミステリーがすごい!2018年版』から、【海外編ベスト10】のランキング、そして少し欲張って11位以降の全作品を紹介していきます!

 

いつもと違って、気合を入れた超長文エントリになっています!ベスト10以外にも、関連作品など、バンバン紹介していきますので、思いっきり積読を高くしていって下さい!

※2017年の海外編ベスト10はこちら↓

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『このミステリーがすごい!2018年版』海外編ベスト10を紹介します! 

先日、発売日の予告エントリを書いてしまうほど待ち遠しかった『このミステリーがすごい!2018年版』。ついに発売日を迎え、早速購入してきました!ちなみに、今年の本はなんか分厚いと思ったら、なんと『創刊号がまるごと収録』されていました!今年で30周年ということで、特別企画らしいです。嬉しいですね!

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せっかくですので、ベスト10から順番に紹介していきます! 読んでないなりに、ちょこちょこコメントを付けたり、付けなかったりしていますが、今後充実していく予定です。内容紹介の引用はだいだいAmazonです。では早速紹介していきます!

海外編ベスト10のランキング

10位:シンパサイザー ヴィエト・タン・ウェン

10位はヴィエト・タン・ウェンさんの『シンパサイザー』。文庫本だと上下巻ですが、割と薄めで読みやすそう!と思いますが、1ページ目から重厚感のあるストーリーが早速始まります。今のところ、心してガッツリと向き合いたい作品という印象です。

「私はスパイです。冬眠中の諜報員であり、秘密工作員。二つの顔を持つ男――」捕らえられた北ベトナムのスパイは、独房で告白をつづる。息もつかせぬスパイ小説にして皮肉に満ちた文芸長篇。ピュリッツァー賞、エドガー賞最優秀新人賞など六冠に輝いた傑作!

9位:ゴーストマン 消滅遊戯 ロジャー・ホッブズ

9位はロジャー・ホッブズさんの『ゴーストマン 消滅遊戯』。ゴーストマンシリーズの第2弾です!作者のロジャー・ホッブズさんがデビューしたのはなんと25歳で、デビュー作が第1作の『ゴーストマン 時限紙幣』なのです!若い!

 

しかし、とても残念なことに、昨年の11月に亡くなってしまいました。28歳だったそうです。これからガンガン活躍していただろうし、書きたいこともまだまだあったでしょうし、とても悲しいです…。

マカオで待つのは冷血の殺し屋ローレンス。私たちの退路を断つ中国マフィア。ゴーストマン師弟コンビは知略とテクニックの限りを尽くして戦う。「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で第3位に輝いた『ゴーストマン 時限紙幣』に続く、最高にスタイリッシュでクールな傑作の登場!

8位:その犬の歩むところ ボストン・テラン

8位はボストン・テラン『その犬の歩むところ』です!実はボストン・テランさんはデビュー作『神は銃弾』で、2002年版のこのミス1位に輝いています!すごい!タイトルからは内容を想像するのはなかなか難しい本作ですが、犬の話なのかな?そこが逆に気になります笑。

『神は銃弾』でみせた荘厳な世界観、『音もなく少女は』でみせた崇高な人間の強さ、そしてボストン・テランにしか生み出せない乾いた詩情をたたえる文体。傷ついたひとたちの悲劇と救済を描く感動の最新作。

7位:渇きと偽り ジェイン・ハーパー

 7位はジェイン・ハーパー『渇きと偽り』です!きました!われらがポケミスからのランクイン!CWAゴールドダガー賞受賞作です。本作がデビュー作ということで、今後も期待大です!

干ばつに苦しむ町で発生した一家惨殺。ある理由で20年ぶりにこの地へと戻ってきた警官フォークは、事件の犯人と目されている亡き友人ルークの汚名を晴らすべく捜査をはじめる。果たして真相は? オーストラリアでベストセラーとなった、新鋭による抒情あふれるフーダニット。

6位:ジャック・グラス伝 アダム・ロバーツ

6位はアダム・ロバーツの『ジャック・グラス伝』 です!最初ランキングを見た時に目を疑いました。だって、ハヤカワのSFのレーベルから出ていた作品だからです。そして、よくよく調べてみると、なんとSFミステリというカテゴリらしい笑!ミステリの懐の深さを感じます!いいね!

 

英国SF協会賞、ジョン・W・キャンベル記念賞受賞というのも目を引くし、ミステリ黄金時代の雰囲気を纏うとか、もうワクワクしかありません!

稀代の犯罪者ジャック・グラス。彼が起こす犯罪は、不可能にして宇宙的。彼はいかにして殺人者となり、そして伝説の男となったのか? 絶対に解けるはずのない謎解きに、ミステリマニアの変人令嬢ダイアナが挑むのだが……!? 黄金時代の香り漂うSFミステリ

5位:黒い睡蓮 ミシェル・ビュッシ

5位はフランスミステリより、ミシェル・ビュッシの『黒い睡蓮』!前作『彼女のいない飛行機』でも注目を浴びた作家さんです。フランスミステリといったら、最近だと断然ピエール・ルメートルなぼくですが、こうしてぞくぞくと面白小説が出てくるのは幸せ以外の何物でもありません!

 

画家のクロード・モネがテーマとして出てくると聞き、ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズが思い浮かびました。ダヴィンチとかダンテとか、歴史的な有名人が関わってくる小説は大好きなので、とても気になります!

モネの“睡蓮”で有名な村で発生した、奇妙な殺人事件。殺された眼科医は女好きで、絵画のコレクターでもあった。動機は愛憎絡み、あるいは絵画取引きに関する怨恨なのか。事件を担当するセレナック警部は、眼科医が言い寄っていた美貌の女教師に話を聞くうちに、彼女に心惹かれていく。一方、村では風変りな老女が徘徊し…。『彼女のいない飛行機』で人気を博した著者の傑作ミステリ。

4位:湖畔荘 ケイト・モートン

4位はケイト・モートンの『湖畔荘』です!『忘れられた花園』、『秘密』と、出版されるとこのミステリーがすごい!にランクインしていますが、今回の『湖畔荘』も安定のランクインです!そして、なんといっても恒例の上下巻!思いっきり没頭して楽しめそうです!

ロンドン警視庁の女性刑事が問題を起こして謹慎処分となった。女児を置き去りにして母親が失踪したネグレクト事件を担当していて上層部の判断に納得がいかず、新聞社にリークするという荒技に走ったのだった。ロンドンを離れ、コーンウォールの祖父の家で謹慎の日々を過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷・湖畔荘を偶然発見、そして70年前にそこで赤ん坊が消える事件があり、その生死も不明のまま迷宮入りになっていることを知る。

 

興味を抱いた刑事は謎に満ちたこの事件を調べ始めた。70年前のミッドサマー・パーティーの夜、そこで何があったのか? 仕事上の失敗と自分自身の抱える問題と70年前の事件が交錯し、謎は深まる! 『忘れられた花園』、『秘密』共に翻訳ミステリー大賞受賞、21世紀のデュ・モーリアが贈る謎に満ちた物語。

3位:東の果て、夜へ ビル・ビバリー

3位の『東の果て、夜へ』は、ご存じ早川書房からの出版です!『犬の力』や『ザ・カルテル』でおなじみのドン・ウィンズロウさんが『長年の読書経験で最上級の一冊だ!』と賛辞を贈ったそうです。もうそれだけで気になります笑。

組織の命を受け、少年たちは数千キロの旅に出る。人を殺すために……。昨年英語圏で最高の評価を受けたロードノベルにしてクライムノベルの傑作。英国推理作家協会賞ゴールドダガーほか三冠達成!

2位:13・67 陳 浩基

2位は個人的に珍しいと思っている、アジアミステリの『13・67』。後でも少し触れようと思いますが、このランキングの中でとても目立ってますよね!書店でも平積みでドカン!と積まれていたので、とても目立っていました。

華文(中国語)ミステリーの到達点を示す記念碑的傑作が、ついに日本上陸! 現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。

1位:フロスト始末 R・D・ウィングフィールド

今年の1位は、フロスト警部シリーズの最新作『フロスト始末』です!シリーズもので、しかも最新作ということで、今まで読んでない&シリーズ順に読まないと気がすまない派のぼくは、今せっせと第1作『クリスマスのフロスト』から読み進めています。現在は2作目の『フロスト日和』の途中まで読み進めています。

 

衝撃的な結末で幕を開けたこのフロスト警部シリーズ。最新作ではどんな結末が待っているのでしょうか?まだまだ道のりは長いけど、気になるので頑張ってたどり着きたいと思います!

今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署に居合わせたフロスト警部は、強姦・脅迫・失踪と、次々起こる厄介な事件をまとめて担当させられる。警部がそれらの捜査に追われている裏で、マレット署長は新たに着任したスキナー主任警部と組み、フロストをよその署に異動させようと企んでいた……。史上最大のピンチに陥った警部の苦闘を描く、超人気警察小説シリーズ最終作。

以上、ランキングでした!先日もブログで書いた通り、第1位は『フロスト始末』でしたね!今年のランキングも昨年と同様、知っている本がちょこちょこあるという程度。まだまだ勉強不足だと感じるとともに、知らない作品がこんなにたくさんあるという喜びを感じています。

気になる作品をピックアップしてみた! 

1位のフロスト始末はもちろん読みたいとして、この中で特に目を引いたのが、2位の『13・67』です。このランキングの中でアジアの作者が2位に入っているのは目立ちます。すごいですね!内容も香港の現代史×ミステリということで、気がついたら図書館に予約申し込みをしてました笑。 

 

海外編にも関わらず書いてしまいますが、国内編1位の『屍人荘の殺人』も気になります。2位に50点の差をつけての1位だし、その上新人作家さん(鮎川哲也賞受賞作)ということで、一体どうなっているの??という感じです。それほどずば抜けて面白かったということなのでしょう。ちなみにこちらは図書館に所蔵されてませんでした泣。

 

10位まででも面白そうな作品が大量で読むの大変なんですけど、11位~20位にもマーク・グリーニー『暗殺者の飛躍』(13位)、アーナルデュル・インドリダソン『湖の男』(15位)、ジェフリーデ・ィーヴァー『スティール・キス』(17位)といった作品が待ち構えています。そうです、以前あべろぐぷらすで紹介したけど、まだ読めてないシリーズです笑。

 

今年のランキングの傾向について

今年のランキングの傾向ついても書いてみようと思います!このミステリがすごい本編の中でもふれられていますが『歴史&戦争』系の作品が多くランクインしていると思います。キーワードはアメリカ南北戦争、ベトナム戦争、第1次、2次世界大戦、ナチスドイツなどに関連した作品が多いそうです。

 

そんな作品の傾向が強い中で、1位に輝いた『フロスト始末』はすごい。社会派のブームが来ている中、分かりやすくミステリな警察小説というカテゴリで1位になっているのですから。もちろん社会派なミステリ小説も好きだし、面白いですけど、そうだからこそミステリ真正面、例えばエラリークイーンやアガサクリスティ的な作品で1位をとっていたらカッコいいです。

 

ここからは完全に個人的は愚痴になってしまうのですが、海外編なので海外の受賞作品ばかりになってしまっています。海外の小説を翻訳しようと思ったら、名のある賞の受賞作の版権をとってやる!という出版社の気持ちはもちろん分かります。分かるんですけど、そうなってしまうとその賞の1位以外の作品は日本に紹介されることはなくなってしまいます。

 

当然、2位以降の小説だって面白い作品があるはずですし、それらの作品が翻訳されるチャンスがないというのを考えると『ぐぬぬ…。』となってしまいます。このミステリーがすごい!の国内編だって、1位以外にも読んでみたい作品たくさんあるわけで、仕方がないけど、もしかしたら面白い本がスルーされてる現状はなんとも耐え難いのです。まぁ、ランキングのほとんどを読めていないので、『いや、まず読めよ!』という話ですが笑。

 

何はともあれ、賞の受賞作は多くの人に評価されうるだろう→翻訳しよう!という姿勢だけじゃなく、少しずつでもいいので、面白い作品(日本だったらもっとうけそう!)だったら、ぜひ版権をとって翻訳していってやろうというチャレンジングな姿勢も欲しいです!来年のランキングでは無理でも、徐々に『受賞作ズラーーー!!』という状況から変わっていって欲しいなと思います。

おまけで11位以降のランキングも!

おまけで11位以降のランキングも紹介していこうと思います!こちらはベスト10ではないのでさらっと順位とか点数だけで紹介していきます!

11位~20位のランキング

11位:コードネーム・ヴェリティ エリザベス・ウェイン

11位:ハティの最期の舞台 ミンディ・メヒア

13位:暗殺者の飛躍 マーク・グリーニー

14位:約束 ロバート・クレイス

15位:湖の男 アーナルデュル・インドリダソン

16位:月明かりの男 ヘレン・マクロイ

17位:スティール・キス ジェフリー・ディーヴァー

18位:書架の探偵 ジーン・ウルフ

18位:ソニア・ウェイワードの帰還 マイケル・イネス

20位:悪魔の星 ジョー・ネスボ 

20位:眠る狼 グレン・エリック・ハミルトン

 

21位以降の作品

21位:キリング・ゲーム ジャック・カーリィ

22位:雪と毒杯 エリス・ピーターズ

23位:紙片は告発する D・M・ディヴァイン

24位:晩夏の墜落 ノア・ホーリー

25位:アメリカン・ウォー オマル・エル=アッカド

25位:代診医の死 ジョン・ロード

27位:失踪者 シャルロッテ・リンク

28位:ブラックボックス マイクル・コナリー

28位:青鉛筆の女 ゴードン・マカルパイン

30位:天国の南 ジム・トンプスン

31位:氷結 ベルナール・ミニエ

31位:ファインダーズ・キーパーズ スティーブン・キング

33位:ルート66 キャロル・オコンネル

33位:誘拐されたオルタンス ジャック・ルーボー

33位:罪責の神々 マイクル・コナリー

36位:謀略の都 ロバート・ゴダード

36位:怪盗ニックの全仕事4 エドワード・D・ホック

38位:メソッド15/33 シャノン・カーク

38位:呼び出された男 ヨン=ヘンリ・ホルムベリ編

40位:寝た犬を起こすな イアン・ランキン

40位:バサジャウンの影 ドロレス・レドンド

42位:棺の女 リサ・ガードナー

 

以上、全ランキングでした!

 

まさに嬉しい悲鳴というやつですね。これでまた積読がどんどん高くなっていくわけです!でもまだこれで安心するわけにはいきません。このランキングの他にも、国内編があるのですから!というわけで、また近々国内編のランキングを紹介したいと思います!それではー!

www.abelog-plus.com※2018.12.13追記

国内編ベスト10ランキングのエントリも書いてみました!よろしければこちらもどうぞ!

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