こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日紹介するのは少し変わったミステリ作品。『日本の三大奇書』です!
夢野久作『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』は、日本探偵小説三大奇書として知られています。『ドグラ・マグラ』は「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」と評されるほど。推理小説(ミステリ)に興味のある方はぜひ。
— 小説創作で学ぶ 文章の技術 (@writeinprose) 2017年10月10日
読むと精神に異常をきたすって一体どんな小説なの…!?
今回は、日本ミステリー史上最も特異な三作品のあらすじを紹介していきます٩( ''ω'' )و!
【閲覧注意】読むと精神に異常をきたす!?『日本の三大奇書』のあらすじを紹介!
今回紹介するのは『日本の三大奇書』!
日本ミステリー小説界には『日本の三大奇書』と呼ばれる三作品が存在しています。
戦前から戦後にかけて書かれた作品で、具体的には以下の作品のこと。
- 夢野久作 ドグラ・マグラ
- 小栗虫太郎 黒死館殺人事件
- 中井英夫 虚無への供物
これらの作品について語られるとき、必ずといっていいほどついてくる宣伝文句(!?)があります。
それは冒頭でも紹介した通り『それらを読むと精神に異常をきたす』というもの…!
夢野久作『ドグラ・マグラ』
— かしわもち@読書垢 (@443434book) 2018年9月21日
「狂人の書いた推理小説」という設定の、日本三大奇書の一つ。
精神病棟での記憶喪失の青年の目覚めから始まり、チャカポコした前半、悲惨な事件と狂気の遺伝、因縁ある呪いの絵巻物の後半…「私」は誰なのか、深い闇へと引きずりこまれました。#読了 pic.twitter.com/HbW8tE5g06
『黒死館殺人事件/小栗虫太郎』読了。無秩序に展示品が並べられた博物館で、物知りな友人の奇妙な物語が付与したその展示品に纏わる様々なうんちく話を聞かされながら、その博物館を練り歩いている……そんな作品です。
— 窓際@趣味垢 (@MG_reader) 2017年1月7日
日本三大奇書の一つということでしたが、その奇怪さたるや凄まじいですね…… pic.twitter.com/e0AHWZMrmo
虚無への供物/中井英夫
— topo di biblioteca (@tp_d_biblioteca) 2018年12月23日
三大奇書の一つ。アンチミステリー?ミステリーど真ん中じゃん!と読み進めるも密室殺人のトリックを嬉々としてご開帳する面々に徐々に違和感を抱く。悲惨な事件の被害者は二重に傷を負う。事件と無責任な好奇心を満たすべく土足で踏込む人々と。報道の在り方への警鐘にも思えた pic.twitter.com/d2uGdMz5QY
どの作品も一癖も二癖もありそう!挑戦するには相当な覚悟が必要…!
ちなみにこれら三作品に竹本健治『匣の中の失楽』を加えて四大奇書ということもあるそうですよ!
日本の推理小説における、三大奇書ってやつがある。小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」、夢野久作の「ドグラ・マグラ」、中井英夫の「虚無への供物」の三冊だな。ちなみにこの三つに、竹本健治の「匣の中の失楽」を足して四大奇書だとさ
— ミステリ好きな探偵さんbot (@tanteisanbot) 2019年4月6日
それぞれ独立していてでシリーズ作品ではありませんので、順番関係なく気になった作品から読むことができますよ!
ドグラ・マグラと黒死館殺人事件については『まんがで読破シリーズ』もおすすめです!読んでいて挫折しそうになったらどうぞ…笑!
日本の三大奇書のあらすじ紹介!
今回は『日本の三大奇書』で、全3作品をリストアップしました!
それではあらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!
ドグラ・マグラ
昭和十年一月、書下し自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成する。
“日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。
黒死館殺人事件
黒死館の当主降矢木算哲博士の自殺後、屋敷住人を血腥い連続殺人事件が襲う。
奇々怪々な殺人事件の謎に、刑事弁護士・法水麟太郎がエンサイクロペディックな学識を駆使して挑む。
江戸川乱歩も絶賛した本邦三大ミステリのひとつ、悪魔学と神秘科学の結晶した、めくるめく一大ペダントリー。
虚無への供物
昭和二十九年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司(そうじ)・紅司(こうじ)兄弟、従弟の藍司(あいじ)らのいる氷沼(ひぬま)家に、さらなる不幸が襲う。
密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙二郎(とうじろう)もガスで絶命――殺人、事故?駆け出し歌手・奈々村久生(ななむらひさお)らの推理合戦が始まった。
以上、3作品です!
まとめ
『日本の三大奇書』について紹介してみました!
読んでしまったら本当に精神に異常をきたしてしまうのでしょうか…。
これまでこれらの作品を読んだ方はたくさんいるハズですので、きっと大丈夫だと思いますが、読む時は勇気と覚悟が必要ですね!
シリーズ作品ではありませんので気になる作品からぜひ手に取ってみて下さい!
最後に!三大奇書の一つ『ドグラ・マグラ』はAudibleでオーディオブックで公開されています(合計21時間越えの超大作…!)!無料体験であわせてどうぞ!!それではー!