こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日はある作家さんの全作品をまとめて紹介!
今回紹介するのは、『フェルディナント・フォン・シーラッハ』です!
[本日発売]
— 東京創元社 (@tokyosogensha) 2019年1月12日
『禁忌』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一訳
(創元推理文庫/海外ミステリ)
累計発行部数300万部、本屋大賞受賞作家が放つ恐るべき問題作!
※電子書籍同時発売https://t.co/Ukylw7XxT7
シーラッハ!ドイツミステリーの作家さんです!
現在出版されているのは全7作品!『フェルディナント・フォン・シーラッハ』の全作品を紹介していこうと思います٩( ''ω'' )و!
『フェルディナント・フォン・シーラッハ』の全作品まとめてみた!
今回紹介するのは『フェルディナント・フォン・シーラッハ』の全作品!
一度聞いたらなかなか忘れられないすごいお名前のシーラッハさんは、近年のドイツミステリー界では注目すべき作家さん!
初めて翻訳された『犯罪』は、なんと2012年本屋大賞[翻訳小説部門]で第1位に選ばれました!
シーラッハの本はどれもハズレがないので、みんなも読むといいよ。犯罪者とふつうの人間には差がなく、かれらはただの一市民だったのに、ほんの薄い紙を一枚越えてしまい、犯罪者と呼ばれる。だが、かれらは罪を犯す前もあとも、ただの一市民である。おれたちとなんら変わることもない…。
— 大野木寛 (@dadasiko) 2017年2月7日
シーラッハ作品は全てあわせて7作品翻訳されていて、作品の特徴をあげるとしたら扱うテーマが『重たい』ということでしょうか…。
人間ドラマ分重めのクライムサスペンスが好きな人だったらフェルディナント・フォン・シーラッハの「犯罪」は是非ともおすすめしたい 普通の人だった人々が犯罪に飲み込まれる様子を淡々と描く短編集 ごく短い著者序文が冒頭にあるんだけどもうそこで膝から崩れ落ちそうになる #洋画民のおすすめ小説 pic.twitter.com/vz4CvakM0r
— アヤゾウ (@ayazo) 2019年2月19日
フェルディナント・フォン・シーラッハ著「テロ」読了。7万人を救うために、164人が乗ったハイジャックされた飛行機を追撃した少佐を裁く法廷劇。彼は有罪か無罪か? この夏の課題図書にしてほしい。作家の挑戦に、震えた。 pic.twitter.com/pgzEzXkOPp
— 小橋めぐみ (@megumikobashi) 2016年7月11日
『禁忌 TABU』 フェルディナント・フォン・シーラッハ 創元推理文庫
— 文禄堂早稲田店 (@AyumiBooks_W) 2019年1月21日
共感覚を持つセバスティアンは写真家として大成功をおさめるが、若い女性の誘拐・殺人容疑で逮捕される。捜査官に強要され自供したセバスティアンと彼を弁護するベテラン弁護士。
法廷で暴き出される驚愕の真相とは。 pic.twitter.com/XTAkS3T8H9
重たいけど、引き込まれるテーマ…!
内容とは関係ないけど、装丁が素敵なことでも話題です!
フェルディナント・フォン・シーラッハ「犯罪」の表紙のアイディアスケッチ!!本屋さんで平積みされていたこの本の表紙を見て、『素敵!!好き!!』と思ったのがタダジュンさんの絵を知ったきっかけでした。私にとっての記念すべき本♪(あわせて平積みになっていた「罪悪」の表紙も好き♪) >RT pic.twitter.com/5b06NsmUrY
— kazu (@raratiger) 2018年4月17日
帯見たらわかるけど、フェルディナント・フォン・シーラッハの短篇集『カールの降誕祭』(東京創元社)、ブラックだった。クリスマスのキラキラは一切なくて、収録されている3篇いずれも「ああ……」となる。それが、いいのだけれど。酒寄進一さんの邦訳と、タダジュンさんの版画はやっぱりいいな。 pic.twitter.com/d59GDTIRtK
— 野谷美佐緒 / MisaoNOYA (@misaonoya) 2016年12月16日
どことなく漂うこわい感じ…。自分の好きな雰囲気だと思わず手に取ってしまいますよね!
『フェルディナント・フォン・シーラッハ』の全作品まとめ!
今回は『フェルディナント・フォン・シーラッハ』の全作品まとめということで、全7作品を出版年順にリストアップしました!
それではあらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!
犯罪
一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。
兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の末っ子。エチオピアの寒村を豊かにした、心やさしき銀行強盗。
―魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。
弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの真実を鮮やかに描き上げた珠玉の連作短篇集。2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた傑作!
罪悪
ふるさと祭りで突発した、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。秘密結社にかぶれる男子寄宿学校生らによる、“生け贄”の生徒へのいじめが引き起こした悲劇。
猟奇殺人をもくろむ男を襲う突然の不運。麻薬密売容疑で逮捕された老人が隠した真犯人。
弁護士の「私」は、さまざまな罪のかたちを静かに語り出す。本屋大賞「翻訳小説部門」第1位の『犯罪』を凌駕する第二短篇集。
コリーニ事件
新米弁護士のライネンは、ある殺人犯の国選弁護人になった。だが、その男に殺されたのはライネンの親友の祖父だったと判明する。
知らずに引き受けたとはいえ、自分の祖父同然に思っていた人を殺した男を弁護しなければならない――。
苦悩するライネンと、被害者遺族の依頼で裁判に臨む辣腕弁護士マッティンガーが法廷で繰り広げる緊迫の攻防戦。
そこで明かされた事件の驚くべき背景とは。刑事事件弁護士の著者が描く圧巻の法廷劇、待望の文庫化!
カールの降誕祭
ドイツでは、クリスマスに最も殺人が多い。
十世紀から続く貴族トーアベルク家のクリスマスの惨劇を描いた表題作と、日本人の女子留学生に恋をしたパン職人の物語「パン屋の主人」、公明正大だった裁判官の退職後の数奇な運命を描く「ザイボルト」を収録。
本屋大賞翻訳小説部門第1位『犯罪』のシーラッハによる珠玉の短編を、気鋭の版画家タダジュンの謎めいたイラストが彩る。ふたりの天才が贈るブラックなクリスマス・プレゼント。
禁忌
文字のひとつひとつに色を感じる共感覚を持ち、写真家として大成功をおさめたゼバスティアン。だがある日、若い女性の誘拐・殺人容疑で逮捕されてしまう。
捜査官に強要されて殺害を自供したゼバスティアンを弁護するため、敏腕弁護士ビーグラーが法廷に立つ。緊迫感に満ち満ちた裁判で暴き区出される驚愕の真相とは。
『犯罪』の著者が「罪とは何か」を問いかけた恐るべき問題作!
テロ
2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされた。テロリストがサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人の観客を殺害しようと目論んだのだ。
しかし緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜する。乗客164人を殺して7万人を救った彼は英雄か?犯罪者か?
結論は一般人が審議に参加する参審裁判所に委ねられた。検察官の論告、弁護士の最終弁論ののちに、有罪と無罪、ふたとおりの判決が用意された衝撃の法廷劇。どちらの判決を下すかは、読んだ「あなた」の決断次第。
刑罰
ダイバースーツを着て浴室で死んでいた男。裁判で証人の抱える孤独に同情してしまった参審員。人身売買で起訴された犯罪組織のボスを弁護する新人弁護士。高級ホテルの部屋で麻薬常習者になったエリート男性。
――実際の事件に材を得て、法律で裁けない罪をめぐる犯罪者や弁護士たちの素顔を、切なくも鮮やかに描きだす。
本屋大賞「翻訳小説部門」第1位『犯罪』、第二作『罪悪』を凌駕する珠玉の短篇集。短篇の名手が真骨頂を発揮した最高傑作!
以上、7作品です!
まとめ
『フェルディナント・フォン・シーラッハ』の全作品を紹介してみました!
現代ドイツミステリ注目の作家シーラッハ。どの作品もテーマは重く、読後感も『ずしん』と来るものがありそうです。
長編作品はちょっとという方は、まずは第1作『犯罪』からぜひ手に取ってみて下さい!それではー!