こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日は北欧フィンランドから人気のシリーズを紹介します!
ジェイムズ・トンプソンの『ヴァーラ警部シリーズ』です!
『血の極点』(ジェイムズ・トンプソン/高里ひろ訳)療養中のカリ・ヴァーラ警部の家窓に脅迫文つきレンガが投げ込まれる。さらに行方不明のエストニア人少女を探す事に。カリ達は巨悪と戦えるのか?フィンランド警察ノワール作者急逝による最終巻。 pic.twitter.com/66NkImqTDr
— 集英社翻訳書 (@shueishahonyaku) 2016年1月20日
作者急逝のためシリーズ全四作となったフィンランドの警察ミステリ(T_T)!
今回は、ジェイムズ・トンプソン『ヴァーラ警部シリーズ』の順番を紹介していこうと思います٩( ''ω'' )و!
ジェイムズ・トンプソン『ヴァーラ警部シリーズ』の順番とあらすじを紹介します!
今回紹介するのはジェイムズ・トンプソン『ヴァーラ警部シリーズ』!
ヴァーラ警部シリーズはフィンランドミステリ。第一作『極夜』ではフィンランド最北部ラップランドが舞台となり、北欧ミステリにもタイトルにもふさわしい設定となっています。
「極夜」 著者 ジェイムズ・トンプソン 難民としてソマリアから逃れてきた黒人女優の惨殺事件がキッカケで教育水準が高く住みやすいフィンランドのダークサイドが浮き彫りになる物語。事件を担当する刑事は妻や同僚との関係だけでなく自身の過去まで惨殺死体の様に普通ではありえない方に捻じ曲がる。 pic.twitter.com/rq9IlT0FOP
— 富士楽チャンネル 「本紹介」 (@hibinoshousetu) 2018年10月4日
このシリーズの最大の特徴は、主人公カリ・ヴァーラ警部がただの正義のヒーローではないということ。
そうです!実はこのシリーズ、普通の警察小説ではありません!
警察=正義!だと思ってしまいますが、第一作から第三作まで読み進めると主人公がアンチヒーローに変貌してしまうのです。
冒頭でも紹介した通り、作者の方が事故により急逝されてしまったため、シリーズ全四作品となりました。
長期にわたって書き綴られるシリーズとなっていたとしたら、一体どんな展開となっていたことでしょう??
ああ…『極夜』のジェイムズ・トンプソンは2014年に亡くなってたのか…続編はもう出ないのか…ミレニアムの著者といい若くして亡くなってしまったの惜しすぎる…
— 霧 (@doppel1004) 2016年12月26日
ジェイムズ・トンプソン『血の極点』(集英社文庫)作者逝去につきカリ・ヴァーラ警部シリーズ最終巻です。定住アメリカ人である著者の目を通したフィンランドという国の物語は同じく異邦人である私にも受け入れやすい話でした。急逝が惜しまれます。 pic.twitter.com/M1cGXEWTu1
— ジュンク堂書店プレスセンター店 (@presscenterten) 2016年1月19日
作者ジェイムズ・トンプソンは先年急逝されまして、本来なら『血の極点』のあとに、『Helsinki Dead』というのがくるはずだったらしい。読みたかったな。……すごく残念です。でも、『血の極点』が最初から最終巻として書かれたといわれると、納得できる終わりでもあるんですよね。
— 福田和代@「黄金の代償」「サムデイ」発売中! (@kazuyo_fuku) 2016年1月19日
みんな悲しんでる…。
そんなわけですので、本シリーズは焦らずじっくり読みましょう!
今回の『ヴァーラ警部シリーズ』は四作と少なめですが、順番通りしっかりと整理しておきます!
【ジェイムズ・トンプソン】ヴァーラ警部シリーズ順番とあらすじ!
今回は『ヴァーラ警部シリーズ』で、全四作品をリストアップしました!
それではあらすじとともに紹介していきます٩( ''ω'' )و!
極夜 カーモス
フィンランド郊外の村の雪原に横たわる惨殺死体。被害者はソマリア移民の映画女優で、遺体には人種差別を思わせる言葉が刻まれていた。
容疑者として浮上したのは、捜査の指揮をとるカリ・ヴァーラ警部から妻を奪った男。捜査に私情を挟んでいると周囲に揶揄されながらも真相を追うカリだったが、やがて第二、第三の殺人が起きてしまう。
暗闇と極寒の地を舞台に描く、フィンランド発ノワール・ミステリー。
凍氷
フィンランドはユダヤ人虐殺に加担したか―歴史の極秘調査ともみ消しの指令を受けたカリ・ヴァーラ警部。
ヘルシンキで起きたロシア人富豪妻の拷問死事件の捜査においても警察上層部から圧力がかかる。さらにカリを襲うのは原因不明の頭痛。
妻のケイトは彼を心配するが、臨月を迎えた妻をこれ以上不安にさせることはできない…。
激痛に耐えながら挑んだその結末とは?好評極寒ミステリ第2弾!
白の迷路
フィンランド国家捜査局で特殊部隊を指揮するカリ・ヴァーラ警部は、術後の後遺症にもめげず超法規的に麻薬を取締まる日々を送っていた。
ある日、移民擁護派の政治家が殺害され、頭部が移民組織に届く事件が起こる。それを契機に報復殺人が続発。不穏な空気が急速にフィンランドを襲う。
そんな中、謎の男がカリの前に現れた。果たして彼は敵か、それとも…?北欧社会の闇を描く、極寒ミステリ第3弾!
血の極点/h4>
フィンランド警察特殊部隊を率いるカリ・ヴァーラ警部の家の窓に、脅迫文つきの煉瓦が投げ込まれた。誰かが命を狙っているのだ。
そんな折、エストニア人の女性から、売春組織にさらわれた娘の捜索を頼まれる。カリは大富豪たちによる地下取引の現場に潜入するが…。
闇組織と脅迫者から、少女と家族を守れるのか?彼がした最後の決断とは?作者急逝による、フィンランド警察ノワールシリーズ最終巻。
以上、4作品です!
まとめ
ジェイムズ・トンプソン『ヴァーラ警部シリーズ』の順番紹介でした!
作者急逝のため全四作となってしまった北欧フィンランドの警察小説。
第一作『極夜』からぜひじっくりと読み進めてみて下さい!それではー!