こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は本のお話です。相当ヤバイ本に出会ってしまいました…。『絶景本棚』という本です!
本が好きという方はもちろん、人の本棚を眺めるのが好きという方はぜーったいに読んでみて下さい!!
本棚好き必見!本の雑誌編集部編『絶景本棚』でヤバイと思った本棚を紹介してみる!
人の本棚を眺めるのって面白いですよね。今日ご紹介する本は、本の雑誌の人気シリーズ(!?)『本棚が見たい!』を書籍化したものです。まず、Amazonより内容紹介を引用させて頂きます。
本の雑誌の巻頭人気連載が遂に書籍化!
スタイリッシュ、すっきり整然、床積み、魔窟に野放し系etc.。趣味も専門もバラバラな34人の最強の本棚模様。
あの人はあの本の隣に何を並べているのか。気になる本棚の中身にクローズアップした写真が満載です。背表紙読書をご堪能ください。
『この本棚が見たい!』については、以前このブログでも紹介させていただきました!色々な方の本棚の写真が並んでいるというシンプルなコーナーなのですが、見てるだけでわくわくが止まりません(*´▽`*)!!
そのコーナーで、これまでに紹介した本棚の中からセレクトしてまとまっています!本棚を眺めるのが好きなぼくにとっては、最高の一冊でした。
ぼくが特にヤバイ!!と思った方の本棚を紹介していきたいと思います!
喜国雅彦さんの本棚
まずご紹介したいのは、本棚探偵『喜国雅彦さんの本棚』です!最初に紹介したいと思ったのは、古本の収集対象がぼくとほぼ一致しているから笑!
そうです、喜国さんの本棚はミステリの本棚なのです!並んでいる本の9割以上は、神保町のミステリ専門店で並んでいるような本ばかり。いや、そこですら見たことがないような本もたくさんあります。
どちらかというと、西荻窪駅にある盛林堂さんの雰囲気に近いと思いました!海外ミステリよりも国内ミステリが多めですね。海外ミステリの古い作品はポケミスでいくつか持っているものもありますが、やはり戦前の古い版のものはいいですね(*´▽`*)。
本棚とは関係ありませんが、喜国雅彦さんが書いているミステリブックガイド『本格力』はミステリファン必読の1冊です!まだ読んだことのない方はぜひ読んでみて下さい!
北原尚彦さんの本棚
続いては、シャーロキアン『北原尚彦さんの本棚』です!海外ミステリといったらシャーロックホームズ!というぐらい人気ですよね!
北原さんはそのシャーロックホームズ関連の本を中心に収集されていて、本棚にはシャーロックホームズの原書がズラリ!!
シャーロックホームズが連載されていた当時の『ストランドマガジン』もズラリ!!ここまでくると、一体どれだけ貴重なものなのか分からなくなってしまいます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
1人の作家さんをとことん追求する古本収集も奥が深いということを思い知らされます。
北原さんの本棚の注目ポイントとしては、シャーロックホームズだけかと思いきや、国内ミステリもしっかりと並んでいるところ!江戸川乱歩、甲賀三郎、大下宇陀児、木々高太郎、小栗虫太郎、夢野久作…。すごすぎます…。
川出正樹さんの本棚
3番目に紹介するのは翻訳ミステリ収集家の『川出正樹さんの本棚』です!個人的には、川出さんの本棚が一番ヤバイと思いました!なぜなら…
ぼくが目指している本棚のイメージに限りなく近かったからです( ゚Д゚)!!
収集しているジャンルも、翻訳ミステリとドンピシャ。ポケミスの1番最初から最新刊までズラリはいつか実現したい夢です。
本棚で目に付くものがありすぎて書ききれませんが、翻訳ミステリの作家論があり、エラリークイーン、ディクスンカーの箱入り作品集があり、雄鶏ミステリーズ、ぶらっく選書もあり…つまり宝の山ということです笑。
それに古い本だけではなくて、最近のミステリの文庫本なども収集・保管されている様子なんです!最後のページに紹介されている本棚もおしゃれでいいですね!
川出さんは肩書も書評家というなんとも魅力的なお方です。何年かかるか分かりませんが、いつかこんな本棚を作って、1冊1冊レビューしたブログを投稿していくような仕事をしてみたいです。
森英俊さんの本棚
最後は、古本神『森英俊さんの本棚』です。言わずと知れた、古本収集界のトップ・オブ・トップの一人です。
古本の知識が全くない方でも、森さんの本棚を一目見るだけで『ヤバイ!!』ことが一瞬で分かってしまうと思います笑。香山滋のゴジラの本が無造作にポンと置かれてるとか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
必見は国内ミステリの棚を映している写真です。明らかに戦前や戦後まもなくの本だと思うんですけど、その時代の本にしては全部キレイなんですよね!ほとんどの本にはカバーついてるし、高木彬光や横溝正史の本なんて帯び付きです笑。
すごいのは国内ミステリだけではありません。海外ミステリ(原書)の棚には『ジョン・ディクスンカー』がズラリ。もう一度書きます。ジョン・ディクスンカーの原書がズラリです。どうしたらこんな棚が実現できるのでしょうか(*´▽`*)!
これはもう、二度と散逸させない方がいいぐらいのコレクションと化している気がします。江戸川乱歩のように蔵を立てて未来永劫管理するとか、いっそのこと古本神記念館を作ってしまうとかがいいのではないでしょうか??
まとめ
『絶景本棚』の紹介でした!本棚を眺めるのが好きな人は、間違いなく至福の時が過ごせることでしょう。
今回紹介した本棚はどれも、一生に一度でいいから本物を眺めてみたいと思った本棚でした。多分一目見ただけで、打ちのめされてしまうと思います_(:3 」∠)_。
最近は引っ越したり、神保町の古本祭りに参加しなかったりと、古本から遠ざかってしまっています。出来る範囲で本棚を眺めようとしていますが、全然足りないと思っていました。
そんなところに出版されたのが絶景本棚でした。ぼくにとってはまさに絶景です。本棚の背表紙を眺めながら、古本の知識を身につけていきたいと思います、
今回の本は書籍化第1弾ということです!嬉しいですね(*´▽`*)!!第2弾、3弾とこれからも順調に出版されていって欲しい!もちろん本家『本の雑誌』での連載も楽しみです!眺めるだけでも面白い本ですので、ぜひ読んでみて下さい!それではー!