こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日は国内ミステリー作品の読書レビュー記事です!
有栖川有栖『こうして誰もいなくなった』を読んでみました!
今読んでるのはこちらの本📚✨
— あべし📚ブックチューバー (@honjituno) 2019年5月18日
有栖川有栖さん『こうして誰もいなくなった』です❗️
短編集でその中の一つが表題作なんだけど、クリスティの代表作のオマージュとのこと✨
一番最後に収録されてるのでまだ読んでないけど今からワクワク😊✨#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/D1ZEx9ktzs
有栖川有栖さんデビューほぼ30周年で完成した見本市!あの超有名作(!)のオマージュ作品も含む極彩色の作品集だよ!
今回も物語のあらすじやおすすめポイントを紹介しつつ、ネタバレなしでレビュー記事を書こうと思います!
※こちらの作品はYoutube動画でも紹介しています!合わせてどうぞ!
【有栖川有栖】『こうして誰もいなくなった』ネタバレなしで紹介します!【デビュー30周年で完成した有栖川作品見本市/書評】
【書評】有栖川有栖『こうして誰もいなくなった』を読んでみた!【デビュー30周年!極彩色の作品集!】
今回は有栖川有栖さんデビュー作『こうして誰もいなくなった』を読んでみました!
今回も物語の真相などネタバレなしでレビューします!まずはいつも通り内容紹介をしていきます!
『こうして誰もいなくなった』あらすじ紹介!
あの名作『そして誰もいなくなった』を再解釈し、大胆かつ驚きに満ちたミステリに仕上げた表題作をはじめ、ラジオドラマ脚本として描かれ、小説としては世に出ていない掌編や、
自殺志願者の恐怖と悔恨を描く傑作ホラー「劇的な幕切れ」、書店店長の名推理が痛快な日常ミステリ「本と謎の日々」など、一作たりとも読み逃せない名作揃い。
有栖川有栖作家デビュー30周年記念を飾る、華麗なる傑作作品集!!
デビューほぼ30周年に誕生した有栖川作品の見本市!
今回紹介するのは有栖川有栖『こうして誰もいなくなった』です。
本作は著者の有栖さんデビューほぼ30周年のタイミングで書かれた有栖川作品の見本市となっています!
4月 #読了 ⸝*
— さとう ✩ 読書 (@pandmtbs) 2019年4月20日
こうして誰もいなくなった¦有栖川 有栖
名の知れた作家だが著書を拝読するのは初となる自身にはなんとも贅沢で美味しい一冊。それは無論ファンにとっても同様であり、著者自ら"有栖川小説の見本市"と銘打つ趣向を凝らした珠玉の作品集。中でも一番のお気に入りは『線路の国のアリス』 pic.twitter.com/79bMUDJQhl
好きな作品の好きな一文って枠に嵌めにくいからタグつけないけどめちゃくちゃ好きで衝撃的だったのが有栖川有栖のこうして誰もいなくなったより『 矢』
— 小太郎 (@realkotarou) 2019年5月18日
2ページだけの短い話なのにそのページを開いた瞬間の衝撃がすごかった。こんな話見たことない。描写は少ないのにその音が聞こえた。光景が見えた。
有栖川ファン必読!表題作を含む14作品の短編集です!
『こうして誰もいなくなった』というタイトルから本格ミステリーのみの短編集だと思っていましたが、そうではありません!
ファンタジーやホラーもあれば、ミステリーでも『日常の謎』の作品が収録されていたりとまさに『見本市』という言葉がぴったりの作品集なんです!
短いものだと見開き1ページの作品も!ミステリーしか書かない作家さんだと思っていたのでとても驚きました!
個人的に好みだったのはホラー(?)だった『劇的な幕切れ』、日常の謎の『本と謎の日々』。そしてクリスティーのオマージュ『こうして誰もいなくなった』です!
表題作『こうして誰もいなくなった』は必読!
表題作の『こうして誰もいなくなった』。
こちらは本作の一番最後に収録されている中編作品で、クリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品となっています。
物語の舞台は三重県伊勢湾にある通称『海賊島』。
仮想通貨で大成功、巨万の富を築き一躍時の人となった『デンスケ』によって10名の男女が招待された。
『判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます。』
デンスケによる突然のアナウンス。極悪人ばかりを選んで集めたと招待客の過去の悪事が次々に暴露されていった。
そして一人また一人とアナウンス通り刑が実行されていく…。
孤島が舞台のクローズドサークル。謎のアナウンス。後ろ暗い過去のある招待客。そして不気味な人形…。
ネタバレになってしまうので詳細は語りませんが、舞台設定やストーリー展開はほぼクリスティーの『そして誰もいなくなった』と同じです。
ただし本家にはないある要素がプラスされていたり、ストーリーもアレンジされていてもちろん全く同じではありません!
原作を始めて読んだ時に色々と思うところがあったようで、本作では当時の想いを反映し、『そして誰もいなくなった2019年版』といった仕上がりになっています!
ここまでいろいろと説明してきましたが、結局シンプルに一言…。
有栖川ファンはもちろん、クリスティーファン、本格ミステリーファンみんな必読の作品でした!
「こうして誰もいなくなった」読み終わりました〜👏👏
— 小豆@読書垢 (@AZUKI0807) 2019年5月20日
面白かった!それぞれの作品に対する思いもあとがきで知れて嬉しかった。
表題作については、そして誰もいなくなったは読み返してないのか〜ってなんだか納得してしまった
そして誰もいなくなったもまた読み返してみようかな……と
ちなみにあとがきに書かれているのですが、『こうして~』は原作と比較しながら執筆したわけではなくて『有栖川さんの記憶を頼りに』書き進められたそう!一度読み終わったらぜひ原作と比較しながら再読してみて下さい!
まとめ
有栖川有栖『こうして誰もいなくなった』をネタバレなしでレビューしてみました!
有栖さんデビューほぼ30周年のタイミングで書かれた有栖川作品の見本市!
有栖さんファンの方はもちろん、クリスティーファンの方も必読の一冊ですよ!読み終えたらぜひ原作とも比較してみて下さいね!
最後に!クリスティー『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品をまとめた記事も公開しています!ぜひ合わせてチェックしてみてください!それではー!