こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日は東野圭吾作品の読書レビュー記事!
東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んでみました!
東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』読了
— ニャン美@読書垢 (@nyam_book) 2018年3月11日
雪降ってない。閉ざされてない。外部との連絡も可能。だけどしっかりクローズドサークル。
次々と山荘から姿を消すメンバー達。芝居なのか殺人事件なのか疑心暗鬼に陥る描写はとてもスリリングでした。
雪が解ける前に読めてよかった☺ pic.twitter.com/PGoiijqco7
こんなタイトルなのに…雪降ってない!閉ざされてない!!本当に殺人事件が起こってるの…!?ってなりますよ!
今回も物語のあらすじやおすすめポイントを紹介しつつ、ネタバレなしでレビュー記事を書こうと思います!
【書評】東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んでみた!
今回は初期の東野圭吾作品『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んでみました!
物語の真相などネタバレなしでレビューします!まずはいつも通り内容紹介をしていきます!
『ある閉ざされた雪の山荘で』あらすじ紹介!
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。
これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。
はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!
今回紹介するのは東野圭吾さん『ある閉ざされた雪の山荘で』です。
タイトルから想像できる通り、少し変わった(!?)クローズド・サークル系のミステリー作品。(※本作のクローズドサークルについてはあとでもう少しふれます…!)
最近東野圭吾作品を読み始めた方にはあまり馴染みのない作品かもしれませんが、初期の隠れた人気作品!
東野圭吾は「ある閉ざされた雪の山荘で」が特に好きです
— なかゆーか (@amiko1101) 2018年8月12日
300ページに少し届かないぐらいの分量。結末(一体何が起こっているのか)が気になり一気に読んでしまいました。
閉ざされてないのに…クローズド・サークル!?
冒頭でも少しふれましたが、本作のクローズド・サークルは少し変わっています。
山荘…。しかも雪で閉ざされている…。
こんなに直球でクローズド・サークルにピッタリなタイトルなのですが…
実際には閉ざされていないし、雪も降っていません!!!
これがネタバレに該当するか微妙なところですが、そうではないと信じて書き進めていきますね。
物語はあるペンションにオーディションに合格した7名の男女が集まる場面からスタートします。
東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」読了
— 春ノ宵(ハル)@七つの海を照らす星 (@02_happily) 2018年4月16日
ペンションに集められた7人の若き劇団員
貸切で管理人も居なくなり7人だけ残された彼らの元へ演出家の東郷から指示が届く
「4日間そのペンションで殺人劇を演じろ」
オーディションの合格を取り消されたく無くその指示に従うが… pic.twitter.com/8mcNw10mXD
えっ!?雪も降っていないし、閉ざされてもいないのにクローズド・サークル成り立つの??
そんな風に思われるかもしれません。それでも、しっかりと成り立っているのが本作のすごいところ。
ペンションにオーディション合格者が集められた理由は、『とある舞台稽古』を行うためでした。
舞台の演目とは『豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇』。
劇作家の指示に従い、本当は雪が降っていないけど、外と連絡は取れるけど、豪雪に襲われ孤立した山荘の中にいる登場人物の一人としてふるまわなければなりません。
しかも殺人劇なので、一人また一人と姿を消していく…。
次第に『これ、舞台稽古だよね…。まさか本当に人死んだりしてないよね…。』のような雰囲気が物語を覆い始め、あることがきっかけで参加者全員が疑心暗鬼に陥ります。
本作の舞台は孤島がありませんが、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』(作中にもちらっと登場します!)を読んだ時のような感覚になりました…。
『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾
— 読書家 (@ilovedokusyo) 2018年5月28日
久しぶりに心臓バクバクしながら読んだ!嘘なのか本当なのかわかんないまま読んでたなー。結局そうなるの!?ってほんとびっくり。普通に事件が起きて謎を解く系より、こういう物語そのものに謎がある系のほうが好き!#ある閉ざされた雪の山荘で #東野圭吾
もちろん不安を感じるのは登場人物だけじゃなく読者も一緒!このドキドキ感が本作のすごさなのだと思います!
〇〇トリックのどんでん返し!
ネタバレなので詳細は語れませんがラストでは『〇〇トリックによるどんでん返し』が待ち受けています…!
ネタバレなしでレビューとか言っておきながらこういう書き方をするのはアウトかもしれませんが、ギリギリふせているのでご容赦下さい笑。
少し前に読んだ『仮面山荘殺人事件』のような不思議な状況で成り立つクローズド・サークル。
真相の衝撃度は綾辻行人さんデビュー作『十角館の殺人』クラスのやつ…。
そして〇〇トリック…。
どんなジャンルの作品でも書き上げてしまうと評判の東野圭吾さんのすごさを(今回も)見せつけられた気がしました。
すっきりと騙されたい!びっくりしたい!ドキドキしながら一気読みしたいという方!本当は閉ざされてない『ある閉ざされた雪の山荘で』をぜひ!
まとめ
東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』をネタバレなしでレビューしてみました!
これは芝居なのか…。現実の事件なのか…。そんな不安と緊張感の中で一気に読み必至の作品です。
東野圭吾初期作品ですので馴染みのないタイトルかもしれませんが、東野圭吾さん作品が好きな方はぜひ手に取ってみて下さい!
いまさら読書という感じでただ今過去の人気作品を発掘中です!今後もいまさらな名作・人気作をレビューしていきますので次回もレビューをお楽しみに!それではー!