こんにちは、あべし(@honjituno)です。今日は話題の海外ミステリのレビューを書こうと思います!
アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』を読んでみました!
【Webミステリーズ!】
— 東京創元社 (@tokyosogensha) 2018年12月22日
『カササギ殺人事件』『そしてミランダを殺す』その他多くの作品がランクインしました!
2018年 主要ミステリベスト 東京創元社の作品ランキング
https://t.co/E6iFWYQspb pic.twitter.com/j2a8pp1Xif
年末ミステリランキング全てで第1位!祝4冠(*´▽`*)!
クリスティーのオマージュ、そして年末ミステリランキングで初の4冠となった話題作!
今回もネタバレなしでレビュー記事を書こうと思います(*´▽`*)!
年末ミステリランキング全制覇!『カササギ殺人事件』を読んでみた!
今日は話題の海外ミステリの紹介です!アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』を読んでみました(*´▽`*)!
いつも通り、まずは内容紹介をしていきます٩( ''ω'' )و!
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。
その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュントの推理は――。
現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ作品!
年末ミステリランキング全制覇の話題作!
今回紹介するアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』は、冒頭でも紹介した通り、今年の年末ミステリランキングを全制覇した話題作です!
もちろん先日紹介したこのミス2019年版のランキングでも第1位を獲得!史上初の4冠となったことで、とても話題になりました!
そしてアガサ・クリスティーのオマージュ作品ということで、出版された当初から注目されていて、とても気になっていた作品です。
カササギ殺人事件の物語は葬儀のシーンからスタート。サクスビー・オン・エイヴォンの教会で、パイ屋敷の家政婦メアリ・ブラギストンの葬儀がとり行われようとしています。
彼女の死因は、掃除機のコードに足を引っかけ階段下へと転落、つまり事故死。
メアリの死は本当に事故死なの?という謎から、どんどん波紋が広がっていき、ついに第2の事件が発生…。余命わずかな名探偵のアティカス・ピュントが推理していきます。
話題となっていた通り、まるでクリスティーの作品のような読み心地でした。ミステリ黄金時代の作品を彷彿とさせる舞台設定、ストーリー展開です。
ネタバレになってしまうので詳細は書けませんが、上巻を読み終えた瞬間に下巻を読みたくなりますので、必ず下巻を用意しておくことをおすすめします。
そして下巻を読み始めた瞬間に驚きが待っています( ゚Д゚)!!!
これは決してネガティブな意見ではないのですが、読み終えた直後『これはっ!傑作だッ!!!』と、素直に思えませんでした(T_T)。
なぜなら、自分がそう思えるだけのレベルまで達していなかったから…。
クリスティーのオマージュ作品ということで、(当たり前ですが)クリスティー作品をしっかり読んできた人が、より楽しむことができる作品だったと思います。
カササギ殺人事件に挑むまでのクリスティー歴を書いておくと、ポアロシリーズを第1作『スタイルズ荘の怪事件』から順番に『オリエント急行殺人事件』までと、『そして誰もいなくなった』を読んだ程度…。
さらにミステリ定番作品はタイトルや作家名ならわかる程度ですので、当たり前の結果(読後感)だったのかもしれません。
ストーリー自体はもちろん面白いのですが、前評判の先入観があり、なんとなくもやっとした読後感に。
この作品の真の面白さを理解できるまで、他の作品たくさん読んで出直してきてね!と言われたような気がしました(T_T)。
クリスティー作品はもちろん、その他ミステリ黄金時代の作品を読み、再チャレンジしようと思います!
まとめ
アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』を読んでみました!
若干ネガティブにレビューをしましたが、もちろん作品自体は一級品!まだ読んでいない方はぜひぜひどうぞ!
もっともっ楽しみたいという方は、アガサ・クリスティー作品を何作か読んだ後に挑戦されることをおすすめします!ぜひ合わせてチェックしてみて下さい٩( ''ω'' )و!それではー!
▼アンソニー・ホロヴィッツのカササギ殺人事件以外の作品をまとめてみました!あわせてどうぞ!