こんにちは、あべし(@honjituno)です。
今日は東京創元社から新刊紹介です!
創元推理文庫からダシール・ハメット『血の収穫【新訳版】』が発売されます!
[本日発売]
— 東京創元社 (@tokyosogensha) 2019年5月31日
『血の収穫【新訳版】』ダシール・ハメット/田口俊樹訳
(創元推理文庫/海外ミステリ)
コンティネンタル・オプ初登場、ハードボイルドの傑作!
https://t.co/BZ0dt4AXC1
5月の新訳プロジェクトはダシール・ハメットの名作『血の収穫』!5月31日発売だよ!
今月はハードボイルドの名作が登場!今回はダシール・ハメット『血の収穫【新訳版】』について紹介していきます!
【新刊発売日】ダシール・ハメット『血の収穫【新訳版】』が5月31日発売です!
今日紹介するのは、ダシール・ハメット『血の収穫【新訳版】』です!
いつも通り、まずあらすじを紹介していきます٩( ''ω'' )و!
ポイズンヴィルは鉱山会社社長の大物が労働争議対策として集めたギャングたちによって、支配され汚濁に満ちた市(まち)になっていた。
その浄化を望む男に呼ばれたコンティネンタル探偵社の私が市に着いた途端に、その男は殺されてしまう。
その男の父親である鉱山会社社長がそのまま、市の浄化を私に依頼した! 銃弾飛び交う、血で血を洗う抗争を巧みに利用しながら私は市の毒に挑んだ。
ハードボイルドの巨匠ハメットの長編デビュー作を名手の翻訳で。
今月も創元推理文庫創刊60周年記念『名作ミステリ新訳プロジェクト』から素敵な新刊が登場!
ダシール・ハメットのデビュー作&『コンチネンタル・オプシリーズ』の初長編『血の収穫』が新訳で出版されます!
田口俊樹氏によるハメット『血の収穫』の新訳が創元から出るという。初めて読んだのは小鷹信光氏訳『赤い収穫』だが、ハメットは訳者によって印象がずいぶん異なることもあるので、小鷹氏の名訳と比べて、新訳がどんな味を出しているのか楽しみだ。『マルタの鷹』は既読の中では小鷹氏訳がマイベスト。
— S・フチガミ (@fuhchin6491) 2019年3月15日
過去の名訳と新訳の読み比べという楽しみ方もありますね!
ダシール・ハメットといえばレイモンド・チャンドラー、ロス・マクドナルドと共にハードボイルド御三家の一人!
今回の血の収穫の『コンチネンタル・オプ』シリーズの他にも、『私立探偵サム・スペード』シリーズを生み出し、ハードボイルドというジャンルを確立させました!
というわけで今回新訳される血の収穫はハードボイルドの名作なんですよ!
最近だと『マルタの鷹』、『ディン家の呪い』といったハメットの代表作の新訳版が早川書房から出ていましたが、『血の収穫』は今回創元推理文庫での新訳は初めてだと思います。
ずっと前から読んでみたいと思ってるのが、ダシール・ハメットの「血の収穫(あるいは赤い収穫)」。
— Yoshi(紺野 欣典) (@Yoshi_Ver2) 2014年2月12日
ただ創元推理文庫版もハヤカワミステリ文庫版も、書店になかなか在庫がないのだ(^^;;
「マルタの鷹」や「デイン家の呪い」はあるのに…
過去の名作!代表作!という評判は入ってくるけど、いざ読もうと思うとなかなか読めないという状況が続いていましたね…。
本作のあらすじを読むと『ギャングが支配…銃弾飛び交う…血で血を洗う…。』と書かれていて、ハードボイルドになじみがないとなかなか手が伸びにくいかなとも思います。
現在ハードボイルド作家としてご活躍されている『大沢在昌さんの講演会』に参加した際に『ハードボイルドは誤解されている!』と前置きされ、ハードボイルドの本質を『1人でも戦い抜く、非常な仮面をかぶった心優しい主人公の物語』と説明されていました。
血の収穫が発表されたのは1929年。そこで確立されたジャンルが現在まで脈々と受け継がれています。
正直に白状するとこれまでハードボイルドの名作を読まずにきてしまいましたが、そんな風に考えるとやっぱり気になってしまいますね!
なかなか新訳されずにいたハードボイルド作品の名作。発売したらぜひ読ませて頂きたいと思います!
まとめ
ダシール・ハメット『血の収穫【新訳版】』が5月31日発売します!
今回の『血の収穫』はハメット作品の代表作で、ハードボイルドというジャンルを確立した作品といわれている名作です。
普段はあまりハードボイルドを読まないよという方も、ぜひ今回の新訳版をチェックしてみて下さい!
創元推理文庫からは今後もぞくぞく新訳版が登場予定です!6月以降もしっかりチェックしていきましょう!それではー!